「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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週に続いて、ブルースハープという楽器の話。

 名前の通り、Bluesなどを演奏するのに使う、横幅10センチの小さなハーモニカである。僕が昔から愛用しているのは、ドイツHORNER社製のもので、たぶん2800円くらい。大変安価ではあるが、決して素人向けのいい加減な楽器というわけではない。元が安いだけで、プロのミュージシャンも、やはりこれと同じ楽器を使ってレコーディングもすれば、華やかなステージにも立つのである。わずか2800円で買える、正真正銘プロ御用達の楽器というわけだ。そりゃ中には、ダイヤモンドをちりばめたり、18金製で固めたようなシロモノを所有しているプロもいるかもしれないが、演奏にはほとんど関係がない。どんな名演奏も、基本はあくまで2800円だ。

 ということは、アマチュア用のブルースハープも、やっぱり2800円ということである。プロが2800円のものを使うなら、アマはせいぜい500円くらいのものでいいだろう、プロ用の楽器を持つなんざ十年早い、と思うところだが、そうは問屋がおろさない。ヴァイオリンやギターなどと違って、素人向けの安いブルースハープというものは作られていないのである。たぶん。
 要するに、ブルースハープ演りたきゃ、プロもアマも道具は一緒。そして、これがこの楽器の魅力とも言える。

 ちなみに、一枚あたり10円ほどの紙と、スーパーなどで売っている85円のシャープペンシルに消しゴム、それに一本200円ほどの耐水性サインペンが数本と定規があれば、君も僕と同じ“一流マンガ家”と同じ道具が持てる。


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