世界マンボ紀行

文・写真提供/パラダイス山元

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新宿歌舞伎町グランドキャバレー・
クラブハイツのエレベーターのオジサンと
チェキ! 

 

93.「マンボ天国」マスタリング
 CDを制作するには、録音→トラックダウン→マスタリング→プレスという工程をたどるのだが、無事録音も終了しトラックダウンも済み、あと立ち会う工程としてはマスタリングだけになった。場所を銀座のスタジオに移し、マスタリング専用の狭くて薄暗い部屋に入った。ちょっとカビクサいその部屋は、なにか出そうな雰囲気で、一人になるとちょっとヤバそうな感じで、正直怖くなってきた。ベテランのエンジニアいわく「ここは、よく出るんですよ!」ときたもんだ。江戸時代の刑場跡の近くらしく、よくスタジオのなかで一人たたずんでいる白服の女の人を見かけるという。なんとそんなスタジオで、情熱のマンボアルバムが出来るという現実。なんだかよくわからない状況のもと作業は着々とすすんでいったのだった。「この曲のこの音はなんですか?」と突然エンジニアから質問された。
「これは、確か、えーーーっと。」何度同じ個所を聴いても、なんだかよく判らない。「もしかして、そこにいる霊のすすり泣きかもしれませんよ・・・・。」というディレクターの顔はまるで稲川淳二そのものだった。「いいかげんにしろよ!」と本当は怖いのに、強がってみせる私であった。


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