「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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の国は暑い。暑いと、考えが散漫になり、まとまりにくい。針の先端をじっと見つめ、苦悩したり、研ぎ澄まされた哲学を導き出すような作業に向かない気候である……と思うのは、単に僕の偏見かもしれない。
 だが、ウクレレが常夏ハワイ生まれである以上、どう弾いてもシリアスな音楽にはなり得ないと思うのは、僕だけだろうか。

 ウクレレでBlues……のようなものを弾いてみた。

 iMac内蔵のマイクから直接録ったので、シャーシャーとノイズがひどいが、いかがだろう? 僕の下手な演奏はおいといて、音が笑っていないだろうか?

 僕の耳には、ウクレレの音はどうしても笑っているように聞こえる。一所懸命弾けば弾くほど笑う。マイナー調の暗い音楽でも笑う。だから、弾き手も釣られて笑う。聴いてる周囲の人間も笑う。ウクレレを弾けば、そこにいる全員が、なんだか無性に可笑しくなって笑ってしまうのだ。楽器も軽ければ、音も軽い、その寸足らずの感じが、生理的な滑稽さを醸し出してしまうのだろう。見事なまでに、陽気な楽器である。

 


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