「週休六日のススメ」
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 イラスト・写真・文/福山庸治

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人島に一冊だけ本を持っていくとしたら……?

 という“究極の”設問が昔からある。
 難問である。
 僕も、その都度悩んできた。
 無人島に電源と電話線があれば、一も二もなくパソコンと答えるところだが、それはルール違反だ。パソコンなど存在しない頃からある設問だから、本でなければならない。

 TVで、指揮者のシャルル・デュトアが出演している音楽番組を見ていたら、案外簡単に答えが見つかった。
 楽譜、である。
 楽譜といっても、クラシック音楽の楽譜。演奏に必要な楽器すべてのパートを記した、フルスコアの楽譜だ。要するに、その楽譜が一冊あれば、それを読むたびに指揮者のまねごとがやれると、そう思ったのだ。音楽の才能がなくとも、楽譜を読み込むだけの時間だけはたっぷりある。たった一冊だ、読めば読むほど曲への理解が深まり、素晴らしい演奏に育てることが出来るかもしれないのである。もちろん、とんでもなく読み違えてしまう可能性も大ではあるが。

 さて、どの作曲家の何の曲が無人島の一冊に相応しいか、それを今から考えてみる。


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