日本の夏!
打ち上げ花火をカンタンに撮る −前編−
スターマインの写真

文/大西すみこ
写真/大西すみこ、マカロニ・アンモナイト編集部
マカロニアンモナイト
前編目次 1 2 3 4 5 2003年7月掲載

4 お手軽!花火写真撮影(1)
手ブレ防止、撮影タイミング、ペース配分

クッキリした花火を撮るために、カメラを固定する

「花火がクッキリ写らない!」という時、多くの人が「ピントが合ってないのかな?」と思いがちですが、実はそのほとんどが『手ブレ』によるもの。シャッタースピードの遅い花火の撮影では、どんなに動かないように注意していても、どうしても多少の手ブレをしてしまいます。手ブレを気にせず、クッキリした花火写真を撮りたい場合には、カメラを確実に固定することがポイントなのです。

−−>シャッタースピードが長く(遅く)なるってなに?


本来、カメラを固定するには三脚を使うのがベストなのですが、「三脚なんて持ってない」「重いし持っていきたくない」「私のカメラは三脚をつけられない」という人も多いでしょう。
そこで花火大会にも手軽に持っていくことができて、なおかつ三脚の代わりになるものをご紹介します。



●折り畳み傘を使う
これがなかなか便利。傘によってタイプの違うものもありますが、このように傘の先を外したネジは、ほとんどがカメラについている三脚の穴と同じタイプです。ここにカメラを取り付け一脚の代わりにすることでかなり手ブレが防げます。

傘とデジカメ
かさ
うっかりカメラをつけたまま傘を使用しないように注意。

傘の先端

傘のキャップ




●ビールの空缶を使う
ビールの空き缶を支持台にします。2個以上使う場合、空き缶は外れないようにテープで止めておきましょう。ただし、支持台に使うためにとビールを飲みすぎるとアルコールの影響で効果なしかも?!

缶ビールの空き缶 空き缶支持台で撮影
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●壁・手すり・柱などを利用する
カメラをちょっと手すりに置いたり、木や電柱などに押しつけたりすることでも、手持ちに比べてはるかにカメラは安定します。

壁を使って構える

●体勢を整える
体育座りをして脚と腕を固定。立て膝に腕を乗せて固定。


体育座りで構える 立てひざで構える



●カメラのストラップを利用する
首から下にぶらさげる方式のカメラのストラップがある場合、ストラップをピーンと首から張った状態でカメラをしっかり持つことで、多少手ブレを押さえることが出来ます。


ネックストラップを使う
ストラップを使って手ブレ防止。

●どれも出来ない場合
手持ちでとりあえず撮ってみましょう! 花火の光量が十分な場合は、手ブレしにくい、そこそこ速いシャッタースピードで撮影出来ることがあります。また手ブレした写真も、それはそれでグワ〜ンと微妙に流れたりして、案外面白い感じになったりします。


アートな花火
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こんな・・・
アートな花火
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アートな・・・
アートな花火
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手ブレ花火も!



シャッターを押すタイミング

●少し早めを心がけて
打ち上げ花火は、花火がすっかり開いてから撮影しても、撮れた写真は花火の残り火が微かに写るくらいになってしまう事が多々あります。目で見てキレイ! と思う瞬間よりも、気持ち早めにシャッターを押すように心がけましょう。


●デジカメの場合
多くのデジカメの場合、シャッターボタンを押した瞬間と、実際に画像が記録される瞬間との間に、微妙なタイムラグがあります。何枚か花火を撮影した後、記録された画像を再生して見て、どの程度タイミングがずれているかを確認しながら、ベストなタイミングを掴んでいきましょう。


●『写ルンです Night & Day』の場合
「写ルンです」はシャッターのタイムラグの心配が無いので、花火の開花に合わせて、遅れないようにシャッターを押しましょう。

残り火
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シャッターのタイミングが遅いと、花火の残り火しか写らない。

終わりかけ花火
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シャッター押した時はもっと輝いていたのに…

ちょっと遅れた
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しかし若干遅かったかも。

−−>シャッターの「タイムラグ」についてもっと詳しく


撮影のペース配分

●とにかくたくさん撮ろう
カメラの設定やタイミングが確認できたら出来るだけたくさん撮影して、後でベストショットを選ぶようにしましょう。次にどんな花火が打ち上がるか予想ができない花火撮影では、「撮影したカットの20%ぐらいが使える写真」くらいのつもりで、バシバシシャッターを押したいものです。


●盛り上がる後半を狙おう
一般的に、花火大会のハイライトになる花火は、プログラムの後半に組まれている場合がほとんどです。特にフィナーレには贅沢に花火を打ち上げてくれますので、「花火大会の前半だけでフィルムやメモリーカードを使い切ってしまい後半は撮影出来なかった… 」ということのないように、前半はウォーミングアップくらいの気持ちで撮影し、最後までメモリーカードの容量やフィルムは残しておきましょう。


豪華な花火
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豪華な重ね打ち。
フィナーレの花火
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フィナーレの盛り上がり。
花火連発シーン
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いろいろな種類の花火連発。
花火大会後半に重点をおいて、とにかくたくさん撮る。

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