日本の夏!
打ち上げ花火をカンタンに撮る −前編−
スターマインの写真

文/大西すみこ
写真/大西すみこ、マカロニ・アンモナイト編集部
マカロニアンモナイト
前編目次 1 2 3 4 5 →後編目次へ 2003年7月掲載

5 お手軽!花火写真撮影(2)
「写ルンです」「デジカメ」タイプ別ポイント

写ルンです レンズ付きフィルム写ルンですNight & Dayの場合

●夜景モードにする
『写ルンです Night & Day(ナイト アンド デイ)』はピント合わせの必要はありませんが、フラッシュの設定でシャッタースピードを調整します。フラッシュの設定は2段階。

仕掛け花火
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カラフルな仕掛け花火。「写ルンです」には、シャッターのタイムラグが無いので、撮影のタイミング合わせが楽。
※撮影 by 写ルンですNight & Day
フラッシュ
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普通のフラッシュ撮影では、オレンジ色のスイッチを上に。
フラッシュ夜景
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『夜景』の方にスイッチを倒すと、フラッシュの前に星が登場!。

光をたっぷり取り込みたい花火の撮影には『夜景』が向いています。 フラッシュの光を少し押さえつつ、シャッターをゆっくり切れる(1/45秒)設定になります。普通の『写ルンです』よりシャッタースピードが遅いので、手ブレをしないようにしっかり構えて撮影しましょう。




●花火だけを撮る場合
フラッシュの光を遮ることがポイント!。フラッシュ部分を軽く指で押さえるか、またはフラッシュ部分に厚紙などを軽く挟んで、フラッシュの光を遮って撮影しましょう。花火の煙や燃えカスが空中に漂う花火会場では、暗い夜空に向けてフラッシュを光らせると、近くの空中に浮いている燃えカスやチリなどにフラッシュの光が反射した白く丸い点が写ってしまいます。

●花火と人物両方撮りたい場合
花火と人物の両方をキレイに撮りたい場合には、1〜5mの範囲に人物を入れて夜景モードで撮影します。この場合には、花火だけを撮る時とは逆に、フラッシュを光らせることが重要。フラッシュの光を指などで遮らないように注意してください。

花火の写真
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明るい花火ほど華やかに写ります。
※撮影 by 写ルンですNight & Day
花火の写真
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水面に映る花火も美しい。「花火だけ」を撮る時は、フラッシュ光を遮るように工夫して、手前の余計な物などが、主役の花火より明るく写らないようにします。
※撮影 by 写ルンですNight & Day


デジタルカメラ デジタルカメラの場合オートでカンタンな花火撮影のポイント

●ストロボはON?OFF?
花火だけを撮りたい時には、ストロボを発光禁止にします。

発光禁止 発光禁止マーク

また、花火を背景にして手前に人物を入れて両方撮りたい場合には、スローシンクロモードに設定しましょう。

スローシンクロ スローシンクロモードマーク

●ホワイトバランス
デジカメでのホワイトバランスは、『オート』でも構いませんが『太陽光』に設定しておくと『オート』よりも花火の色に引っぱられず、見た目に近い色味を再現し易くなります。
ホワイトバランス


●ピント合わせのコツ
空高く上がる花火は地上100m以上になる遠景物です。ピントをマニュアル設定出来るカメラでは、遠景(または無限大)にピントが合うようにしておきましょう。
え?、でも、ピントが自動設定されてしまうオートで簡単なカメラの場合にはどうするのか?。それには、カメラのタイプごとに、次ぎのような方法があります‥‥


パンフォーカスタイプのデジカメでは‥‥

ピント合わせの必要の無いパンフォーカス(固定焦点方式)のカメラは、お手軽花火撮影にはうってつけ。電池の消費も少ないので、バッテリーが長持ちし、たくさん写真を撮る花火大会でも安心です。

−−>パンフォーカスについてもっと詳しく
花火の写真
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ピンボケの心配なく撮影できる。
※撮影 by FinePix A202
花火の写真
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花火の方へカメラを向けてシャッターを押すだけ。半押しの必要もない。
※撮影 by FinePix A202
花火の写真
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パンフォーカスタイプのカメラは、シャッターのタイムラグもわずか。撮影のタイミングも合わせやすい。
※撮影 by FinePix A202

−−>半押しの必要のないカメラについて


シーンモード付オートフォーカスタイプのデジカメでは‥‥

シーンモードの設定は『風景モード』に。『風景モード』にすると、自動で遠景にピントが合うように設定されます。

※カメラによっては呼び方など若干変わりますが、山を表したマークが『風景モード』。
風景モード 風景モードのマーク



『風景モード』が無い場合や、それでは花火が暗く写ってしまう場合には、月星マークの『夜景モード』に。

夜景モード 夜景モードのマーク

※もしも「夜景モード」に設定してピント合わせが上手く行かない場合には、次ぎのオートフォーカス専用タイプの方法を参考してみてください。

花火の写真
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シーンの設定は風景モード。オートフォーカスタイプのカメラには、少しシャッターのタイムラグがあるので、タイミングを調節しながら撮影するのがコツ。
※撮影 by FinePix F601
花火の写真
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これも風景モードで撮影。シーンを設定したら、細かい事はカメラにませて、とにかくいっぱい撮る。
※撮影 by FinePix4700z


オートフォーカス専用タイプのデジカメでは‥‥

真っ暗な夜空にカメラを向けた場合、ピント合わせが難しいオートフォーカス専用タイプのカメラでも、次ぎの2つの方法で、ピンボケや撮影タイミングのズレなどを軽減できます。


花火の写真
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ピント合わせにコツがいりますが、バッチリ決まった時の満足感が楽しい。
※撮影 by FinePix F402

花火の写真
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大型の一尺玉花火。明るく大きな花火は、ピントを合せやすい。
※撮影 by FinePix40i

●風景でフォーカスロック
一旦遠くの建物の明かりなどにカメラを向けて、シャッターを半押しし、フォーカスロックをします…。ロックしたまま花火の方向にカメラを向け直し、花火が上がったら、花火の開花にタイミングを合わせて、シャッターを全押しして撮影するようにします。

夜景
※フォーカスロックに利用した遠くの風景が明るすぎると、花火が暗く写ることがあるのでご注意ください。


●花火でフォーカスロック
花火にカメラを向けて、シャッターを半押し、フォーカスロックをして待機します…。次に上がった花火の開花にタイミングを合わせて、シャッターを全押しして撮影するようにします。

花火の写真

※花火を目標にしてフォーカスロックする場合は、一回花火を見送るので、撮影チャンスは半減する事になります


−−>シャッター半押しや、オートフォーカスについてもっと詳しく

「こんな方法は面倒!」という人は、ピント合わせのことなど考えず、とにかくバシバシ撮影して、ピントも合ってキレイに撮れたカットだけ残すというのもひとつの手。より華やかで明るい大きな花火ほどピントが合いやすくキレイな写真を撮ることができるので意外とうまく撮れるものです。





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