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さて今度は、お寺で管理されている花ではなく、野に咲く花に注目してみましょう。
4月から5月にかけて鎌倉で一番目立っているのがシャガです。
高さ30〜60cmのアヤメ科の常緑多年草で、お寺の近くなら必ずといっていいほど目にすることができます(うちの庭にもたくさん咲きます)。
元々鎌倉特有の花ではないのにもかかわらず、不思議と鎌倉の風土や風合いとよくマッチしていて、「古都鎌倉に似合う花」といえるでしょう。
あと、ちょっと地味ですが、湿り気のある斜面や岩場にへばりつくように咲いているイワタバコも6月を代表する花といえますね。
ちなみに「イワタバコ」という名前は、大きな小判形の葉っぱがタバコの葉に似ていることからきています。
ヒトデのような形をした薄紫の花が可憐でかわいいですが、1つ1つの花はとても小さいので、撮影法については後編の「マクロ撮影」の話しを参考にしてください。
このイワタバコも本来「野の花」です。しかし近年心ない人による盗掘により、お寺の中やその周辺でしか見られなくなってしまったのは残念なことです。
前にニリンソウ(3月〜5月に咲くキンポウゲ科の多年草)という野の花を、私のホームページで紹介したことがありました。
そのせいかどうかは分かりませんが、数日後に同じ場所に行ったら、すべて盗掘されていて1本も残っていませんでした。
花は盗(と)るものではありません。カメラで撮るだけにしていただきたいです。
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(2003年4月・浄智寺周辺)
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●暗い場所で写すコツ
最近鎌倉でもなかなか見られない野の花ニリンソウ。この花はかなり暗い場所で咲いていたために、デジカメの感度を標準よりも上げて撮影しています。感度を上げると、ややざらついた画像になってしまうのが欠点ですが、こうすることにより暗い場所でもシャッター速度が速くなって、手ブレしにくくなります。鎌倉のお寺では、三脚の使用が禁止されていることが多いので、手ブレしそうな暗い場面では、デジカメの感度を上げて撮るのも手です。
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| 浄智寺の鐘楼門(しょうろうもん)とシャガを組み合わせた写真。4月から5月にかけて、鎌倉で一番目立っている野の花シャガは、アヤメ科だが、アヤメよりは小振り。(2004年4月・浄智寺) |
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| 岩壁にへばりつくように咲いているイワタバコ。(2003年6月・北鎌倉 東慶寺) |
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