マカロニアンモナイト あじさいの写真

月刊特集初夏の鎌倉・デジカメ散歩
花の寺・夕日の浜、スナップ写真のススメ【後編】

文/諸澤 洵、マカロニアンモナイト編集部  写真/諸澤 洵
後編目次 6

2004年6月掲載


*7* 浜辺の情景、稲村ヶ崎から江ノ島へ


 せっかく鎌倉に来たんですから、海にまで足を伸ばしてみませんか。海といったら、やっぱり夕日が撮影できる夕方の時間帯がオススメです。鎌倉の旅の最後に稲村ヶ崎(いなむらがさき)や江ノ島(えのしま)を訪れてみるっていうのはどうでしょうか。
 鎌倉から歩いていくのはちょっとしんどいですが、江ノ電(えのでん)に乗っていけば楽チンですよ。

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江ノ電「稲村ヶ崎駅」とそこに停車中の車両。私はここで降りて、江ノ島まで歩くことが多いです。(2003年9月・稲村ヶ崎)


 私は山に囲まれた北鎌倉に住んでいるせいか、時々無性に海が見たくなることがあります。そういうときは‥‥
 JR横須賀線に乗って鎌倉まで行き、そこから江ノ電に乗り換えて「稲村ヶ崎」あたりで降ります。そして海沿いをぶらりと歩きながら、スナップ写真や夕日写真を写しつつ江ノ島に向かい、時間があれば「江ノ島」に立ち寄り、帰りは江ノ電の「江ノ島駅」から戻って来ます。
 稲村ヶ崎から江ノ島までならたいした距離じゃないし、途中までいい被写体にもなる江ノ電と一緒に歩くことになります。潮風に吹かれながら歩くこのコースはオススメですよ。


 時には右の写真のように、独りでじっと海を見つめている女性に出会ったりすることがあります。絵になりますよねえ。人生感じますねえ。生きているってことは、いろいろなことがあるものなんだなあ......。こんなときにその女性に近づいて「お嬢さん、何か悩みですか?」などと話しかけるのはヤボってもの。というか、下手をすると怪しい人になってしまいますので、ご注意を。


◆ ◆ ◆

 さて、最後に夕日の撮影の話に行きましょう。

 夕日撮影は露出が難しいもの。え?「露出」という言葉自体が難しい?、変なものを連想しちゃう? 
 いや、変なものを連想しちゃいけません。露出とは立派なカメラ用語です。ここでは簡単に「露出とはカメラに取り込む光の量」ということにしておきましょう。

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江ノ島とダイナミックな表情の空を写したもの。これは−0.7の露出補正しています。海の上に黒いものが点々と浮いているのはサーファー。(2003年9月・七里ヶ浜のあたりから)



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鎌倉から江ノ島へ行く途中の浜辺では、海を見つめている女性によく出会います。こちらは稲村ヶ崎で出会った「海を見つめていた女性」。遠くに見えるは江ノ島。明るすぎて露出的に失敗しているのが残念。(2003年11月・稲村ヶ崎)

 今のカメラは自動で露出を決定する機能を持っています。これをAE(Auto Exposure)機能と言います。AF(Auto Focus)という言葉は聞いたことがありますよね? カメラが自動的にピントを合わせてくれる機能のことです。この際AEの方も覚えておいてください。

「きみぃ、このカメラはAE機能が優秀でねえ。わっはっはっはっは!」とか言うと、少しは通(つう)っぽく聞こえます。(運が悪いとバカっぽく聞こえるかもしれませんが(笑))

 というわけで、普通はだいたいデジカメの優秀なAE機能で問題なく写せるのですが、夕日撮影のように画面の中に直接太陽が入るような写真では、なかなかうまくいかない場合があります。そのような時は、自分で露出補正をしなくてはいけません。ほとんどのデジカメには露出補正の機能がついていますので、取扱説明書をよく読んでみてください。

 露出補正の方法が分かったら、少し大胆に露出を変えてみましょう。撮った写真を液晶モニタで確認して「あれ? 明るすぎる。もう少し暗くしよう」と思ったら、マイナス補正をすればいいのです。

 それからカメラによってはオートブラケット撮影といって、自動的に露出を変えながら撮影する機能を持ったものもあります。露出の判断が難しい夕日撮影などの際には、積極的に使いたいものです。

上にある船と夕日の作例写真は、少し明るすぎたかもしれません。
「もうちょっとマイナス補正すればよかった・・・」
と、家に帰ってから後悔しないためにも、撮影のポイントは「とにかくたくさん写すこと」露出を段階的に変えて何枚も写しておけば、こういう失敗も少なくなります。


◆ ◆ ◆

 それでは、みなさんも花あり海ありの古都「鎌倉」に来て、写真をたくさん写して楽しんでください。

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江ノ島で写した船と夕日の写真。夕日を写すのなら露出が明るすぎ。しかし船が主役ならばこれでいい。船の上にカモメがいるのが分かりますか?(2003年9月・江ノ島)




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稲村ヶ崎の夕日。ただ夕日を写してもつまらないから、「夕日を撮影しているカメラマンがいる風景」を写してみました。稲村ヶ崎にはほとんど毎日のようにこの手のカメラマンたちがいます。(2003年11月・稲村ヶ崎)




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