webマガジン「マカロニ・アンモナイト」月刊特集
デジタル一眼レフカメラで写す夏の夜(前編)
一瞬の輝き!打ち上げ花火を撮る

文・写真/青木栄次郎

花火の写真
マカロニアンモナイト
前編目次【1】234 2005年7月掲載
1.花火撮影の準備と機材


ここ数年で一気に普及価格となり、一般ユーザーにも手の届く存在となったデジタル一眼レフカメラ。すでにその魅力にとりつかれ、たくさんの作品を残している人も多いと思う。是非とも今年の夏は花火を撮りに出掛けよう。ここでは、その必要な機材と準備について紹介して行きます。

<ammo編集部より>
今回ご紹介する花火撮影テクニックのほとんどは、絞りやシャッタースピードなどのマニュアル操作が可能なタイプの小型のデジタルカメラでも応用可能です。この夏いろいろなカメラで、ぜひ本格な花火写真撮影にチャレンジしてみてください。


熱海海上花火大会。(静岡県熱海市・2005年5月):FinePix S3 Pro 17-55mmF2.8 ISO100 F16 Bulb(約22秒 ※遮光紙で途中露光中断あり) Dレンジ:ワイド(WIDE2)
<花火ミニ解説>この日は強風のコンディション。花火が風に流され形が崩れ気味。花火の末端が数本に枝別れして写っているのは「クロセット」と呼ばれるタイプの花火。(ammo編集部)





■機材の準備とレンズの選択

花火を撮るのに特別な機材は必要ない。今ある一眼レフカメラにレンズ、それに三脚とレリーズがあればとりあえず花火を写すことができる。
レンズは標準的な画角をサポートしたズームレンズ(例えば28〜70mm程度)が1本あれば事足りる。絞って使うので開放F値が暗くても大丈夫。慌てて高価なレンズを買う必要はないので安心してほしい。




■三脚の立て方と注意点

三脚はできるだけがっしりとした強度のあるものを用意したい。
軽量タイプのものならば市販のストーンバッグなどを使い、しっかりと安定させよう。
ビニール袋に荷物を入れ、三脚にぶら下げるだけでもいい。
いずれにしても三脚を使ったからといって安心せず、しっかりと安定させることを
忘れないようにしたい。



三脚がぐらつくようなら、ストーンバッグなどを使い、しっかりと安定させよう。


水平の傾きにも注意しよう。写真はアクセサリーシューに取り付けるタイプの水準器。カメラ用品店で入手可能。






■レリーズをカメラに取り付ける

シャッターボタンを直に押すとその振動でぶれてしまう恐れがあるため、レリーズは必ず使用しよう。カメラによっては専用のリモートコードやリモコンが必要な場合があるので注意。




■こんなものも用意しよう

ここまで準備できたら、ある程度花火を写すことはできる。
最後に用意しておくと便利なものを簡単に紹介しておくので参考にしてほしい。



【NDフィルター】
露出調整用。特に標準感度の高いカメラなどでは必須。減光量によってND-2(-1EV)、ND-4(-2EV)、ND-8(-3EV)の種類がある。


【ミニライト・懐中電灯】
カメラの設定確認などに使用。他の撮影者を照らさないように注意しよう。




【遮光紙】
バルブ撮影中に露光を中断させるために使用。黒く塗ったうちわなどがよく紹介されるが、黒くて光を反射させないものなら何でもよい。使いやすいものを用意しよう。


【予備電池・メディア】
撮影中の電池切れは避けたいもの。予備電池を用意して早めに電池交換しておこう。同時にメディアも予備を用意しておこう。




市の合併を記念して盛大に行われた太田市花火大会。(群馬県太田市・2005年3月):FinePix S3 Pro 17-55mmF2.8 ISO100 F22  Bulb(3秒) Dレンジ:ワイド(WIDE2)
<花火ミニ解説>3箇所から花火一斉打ちのシーン。豪快な一斉打ちは一気に花火の玉を消費するので、玉数の多い花火大会に多い演出です。(ammo編集部)




※Dレンジ:ワイド(WIDE2)
今回は暗い夜空に輝く花火という被写体のため、ダイナミックレンジの設定を、コントラストの強いシーンでの撮影に適したレンジ幅の広い[WIDE2]モードの設定で撮影。
※今月の特集に掲載した花火の作例写真は、RAWモードで撮影後「Hyper-Utility Software HS-V2 Ver.3.1」で現像変換して作成した画像を使用しています。


S3Pro
花火の撮影に使用したカメラ:FinePix S3Pro




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