TOP > 特集目次 > 手づくりお菓子を楽しむ > 【4】
webマガジン「マカロニアンモナイト」特集
マカロニアンモナイト

手づくりお菓子を楽しむ(正月和菓子編)
自然光を生かしたお菓子撮影テクニック

文・写真・図カット/海津ヨシノリ

和菓子編目次123【4】|→チョコレート編へ 2006年1月掲載
〜お菓子がおいしそうに見える〜
自然光を生かしたお菓子撮影テクニック


 今回の特集の作例写真は、コンパクトタイプのデジタルカメラを使い自然光をベースに撮影しました。

 お菓子の撮影は本当は難しいのですが、そんなことはあまり考えずに気軽に自然の力を利用して撮影してしまうことが大切です。考えるよりも行動というわけです。ここでは我が家のキッチンの条件を最大限に活用することにしました。

■自然光を生かすライティング




 実際に調理し、撮影に使ったキッチンの写真です。写真の左側の出窓から射し込む光を主光源とし、右端のリンゴの位置にお菓子を置いて撮影しています。なお、この写真は雰囲気を理解していただくために、ホワイトバランスの調整や露出補正を行わずに撮影しています。条件的に曇天の昼過ぎに撮影した関係で外光が弱く室内灯の光りの影響を受けて赤くなっています。

 結果として、キッチンの横にある窓から射し込む光とキッチンの照明によるミックス光ですが、外光の方が強いのでキッチンの光は極めて弱い補助光となり、いい感じの自然光的なイメージとなりました。実際には室内灯は全て消していても問題はありません。

 窓ガラスは粗いテクスチャーのある磨りガラスなので、光りをやわらげる補助的なものは何も利用していませんが、もし透明なガラスなどで直接強い光が入り込んでしまうような場合は、トレーシングペーパーを使うと便利です。わざわざトレーシングペーパーを購入しなくても薄手の白いカーテン、または大きめのスーパーの袋やゴミ袋などをガラスに貼ることで代用できます。

 ただし撮影する物がガラス食器やステンレスの器という具合に光を反射するような物の場合は、お店の名前などが大きく印刷されている部分は避けたほうが良いでしょう。

 また、必要に応じて【図1】のような白い紙を貼ったレフ板もどきを利用することで光を効率よく利用することが出来ます。
 晴天では光が強すぎますが、明るい曇りの日であれば思い切って庭やベランダで撮影してしまうのもひとつの作戦です。



【図1】
a: 被写体(撮影したい物)

b: 被写体を置くテーブルなど

c: 主光源(今回は太陽光)

d: 光を軟らかく拡散させるためのもの
(今回は磨りガラスをそのまま利用しましたが、白い薄手のカーテンや白いビニール袋などを代用しても構いません)

e: ダンボールなどに白の画用紙を貼り付けたレフ板(反射板)


※もしどうしてもギンギンの晴天に撮影しなくてはならない場合は、白い傘やベランダの物干しに白のシーツを吊して太陽光を遮るだけでも光の強さが軽減できます。



■お菓子をおいしそうに写すカメラの設定

 カメラは、ホワイトバランスを調整してから三脚に固定し、絞りを4.0〜5.6程度にし接写(マクロモード)設定ストロボをオフにしてから撮影します。
 なお撮影にあたっては、露出補正をプラス側とマイナス側に変更したものを数カット撮影しておくと便利です。

「ホワイトバランス」「露出補正」についてもっと詳しく
こんな時は?一つ上の撮影テクニック(お気に入りのグッズを撮ってみよう!/Fotonoma 写真撮影テクニック)




■おいしそうに見えるお菓子の演出

 「白玉黄身餡餅」のできあがりの写真では100円ショップで手に入れた漆器もどきの皿に盛り、庭のカリンの枝を楊枝として撮影を行いました。

 和菓子の背景には和紙などを敷くと雰囲気は出ますが、作例写真では手近ものとして、文房具店で購入した橙色の模造紙を使っています。紙をわざとシワクチャにすると、また違った味わいを出すことができます。



手づくりお菓子を楽しむ2(2008年2月掲載)
お菓子撮影ライティングのコツ
室内での撮影を想定した一般的なライティング例



月刊特集「手づくりお菓子を楽しむ」後半では、
2月のバレンタインデーに合わせて、
もらって嬉しい手づくりチョコレート菓子づくりをご紹介いたします。





Back 餡の作り方<--             


月刊特集「手づくりお菓子を楽しむ」
-->Next バレンタインデー*チョコレート編へ



マカロニアンモナイト月刊特集「手づくりお菓子を楽しむ・和菓子編」
和菓子編目次123【4】|→チョコレート編へ 2006年1月掲載


表紙へ特集目次へ

このページへのリンクについて
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部