webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
マカロニアンモナイト
コンパクトデジカメでカタログのように
愛車をカッコよく写すテクニック(前編)

構成・文/藤吉 豊  撮影・監修/小林康雄(カメラマン)
撮影協力/ルノージャポン 埼玉スタジアム  取材協力/井口 豪

前編目次【1】234 2006年3月掲載
STEP1
クルマを置く場所、背景の選び方


 大掛かりな撮影機材を揃えなくても、クルマの置き方や向き、背景の選び方など、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、雑誌やカタログのように「カッコよく」クルマを撮影することができます。そこで、自動車専門誌でも活躍されているプロカメラマン(小林康雄さん)にアドバイスをいただき、コンパクトデジカメを使って愛車を撮影する場合の初級テクニックについて紹介していきます。
 まずは「ロケーション選び」からです。


小林康雄さん


※クルマの撮影をする場合は、交通法規を守った上で撮影するようにしましょう。(今回は埼玉スタジアムに敷地内での撮影許可を申請した上で撮影しています)



■背景はすっきりと整理しよう

 被写体を目立たせるためには、背景だけでなく、クルマの真上や手前に、電線、電柱、民家、看板、ほかのクルマ、通行人などが写らない撮影場所を選びましょう。
 コンパクトデジカメは一眼レフタイプのカメラよりもボケ味を出しにくいこともあるので、なおのこと背景はシンプルにしたいものです。



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背景にぎやか
駐車場に止まっているほかのクルマだけでなく、フロントタイヤ(左側)の近くに置かれた構造物がボディの一部を遮っている。ボディの側面に伸びた電柱の影も目に障る。


前のめり
太い白線が目につく。前のめりに写されているので、バランスも不自然。




■どうしても構造物が避けられない場合は、クルマにかからないように



“できるだけ背景はクリアにして、被写体を際立たせる”ことが最良だとはわかっていても、そう都合よく“抜け”の良いロケーションが見つかるとは限りませんよね。
 どうしても構造物などが避けられない場所で撮影する場合に、最低限注意したいこと。それは、電柱や看板、標識などがクルマにかぶらない位置から撮影することです。あとからトリミングすることを考えても、余計なものはできるだけクルマから離しておくほうが得策です。

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障害物 
[←C6]と明示された表示柱がクルマの中央にきてしまい、クルマの妨げになっている。





■ボディの写り込みにも気をつけて

 ファインダーや液晶モニターの外に目障りな遮へい物を逃すことができても、まだ安心はできません。
 最近のクルマは、コーティングによる“鏡面仕上げ”を施しているものも多いので、まるで鏡のように、周囲のものを写してしまうからです。撮影している自分自身がボディに写り込んでしまう、なんて失敗もよくあります。
 液晶モニターを見ただけでは気がつきにくいので、クルマに近寄ってみて、ボンネット、ドアパネル、バンパーなどに写り込んでいないか確認するといいでしょう。黒いボディカラーはとくに写り込みやすいので気をつけて。



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写り込み ボディの側面をよく見ると、トラックが写り込んでいるのがわかる。




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写り込み ウインドウ、ボンネットなど、クルマ全体に建物が写り込んでしまっているため、ボディのプレスライン(曲面)が歪んで見える。


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白線 駐車場の白線をまたぐようにクルマを置いたため、白線が写り込んでしまった。




■建物を背景にするときは、離れた場所に置いてみよう

 建物をバックに撮影するときは、離れた位置(10m以上)にクルマを置いてみると写真全体に奥行きと広さが出て、被写体が浮き立って見えます。
 背景にボケ味を加える上でも、ボディへの不用意な写り込みを避ける上でも効果的です。



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背景近い 
背景にある階段やゲートが近くに見えるせいか、全体ににぎやかで、窮屈そうな印象を受ける。ボディの写り込みもうるさい。


背景が遠い 
背景の建物は変えずに、クルマの置く位置を離してみたところ、写真全体に広がり感が出た。
1/320秒 F5.6 ISO100  撮影モード/絞り優先 露出補正-0.3






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前編目次【1】234 2006年3月掲載


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