webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
マカロニアンモナイト
〜アナログに楽しむデジタル一眼〜
『モノクローム・タイ紀行』異文化漂うタイ北部の旅編

文・写真/青木栄次郎

後編目次56【7】8 2006年8月掲載
[7]メーサロン近郊、山岳民族の村へ
タイ北部最大の観光の目玉ダブルトーンでセピア調にするタイ豆知識(7)タイの通貨



赤い襟のついた民族衣装と黒や濃紺のターバンが特長のモン族(ヤオ族)。山岳民族の人々はみな気さくで優しい。少し照れ笑いを浮かべながら快く写真を撮らせてくれた。
(撮影地:チェンライ県メーサロン近郊/モン族の村)

FinePix S3 Pro 17-55mm F2.8 ISO400 F2.8 1/350sec
CCD-RAW(スタンダード変換)


●タイ北部最大の観光の目玉

今やタイ北部最大の観光の目玉となった、山岳民族の村を訪れるツアーに参加。私自身もっとも関心の高かった旅の目的である。チェンライからは車でおよそ2時間。国境までおよそ1kmとミャンマーにほど近いメーサロン近郊にはこうした山岳民族の村が点々とし、様々な民族と気軽に出会うことができる。

タイに住む山岳民族はもともと、現在の中国雲南省からミャンマーやチベット、さらにタイへと移動を繰り返してきた人々で、その数は20とも30とも言われる。かのゴールデン・トライアングルでかつては芥子の栽培で生計をたててきた彼らの暮らしは、タイ政府の厳しい取り締まりにより、現在は果物などの栽培、民芸品の販売などに取って代わった。村の入口までは道路が舗装され、愛嬌よく観光客を迎え、気さくな笑顔を見せてくれる。それが観光収入のためだとしても悪い気はしなかった。

代々伝わる伝統的な刺繍や装飾を施した民族衣装はここの見どころのひとつ。民族ごとに異なる衣装を身にまとう姿は被写体として申し分ない。ちなみに一緒に写真を撮る際は20バーツ程度(60円程度)がチップとして相場だが、若い子はあまり強要してこない。「写真を撮ってもよいですか?」はタイ語で「ターイルーブ ダイマイ」という。覚えておくと便利。



(撮影地:チェンライ県メーサロン近郊/ラフー族の村)
FinePix S3 Pro 17-55mm F2.8  PLフィルター ISO400 F2.8 1/20sec
Photoshop CS(チャンネルミキサー ノイズフィルター)




(撮影地:チェンライ県メーサロン近郊/アカ族の村)
FinePix S3 Pro 17-55mm F2.8  PLフィルター ISO200 F3.3 1/180sec
CCD-RAW(B/W変換 トーンカーブ調整)
Photoshop CS(チャンネルミキサー ノイズフィルター)




(撮影地:チェンライ県メーサロン近郊/ラフー族の村)
FinePix S3 Pro 17-55mm F2.8  PLフィルター ISO200 F2.8 1/20sec
Photoshop CS(チャンネルミキサー ノイズフィルター)




■ダブルトーンでセピア調にする

ノスタルジックな雰囲気のセピア写真は通常の黒白写真とはまた違った印象を与えてくれる。セピアへの変換は付属のビュアーソフト(FinePixViewerなど)でも変換できるので簡単。ここではPhotoshopの[ダブルトーン]について紹介しよう。

操作は[イメージ]メニューの[モード]→[グレースケール]に変換後[ダブルトーン]を選択する。組み合わせる色を変えればセピア調だけでなくブルー調など好きな色調に変換できる。ちなみにお店でプリント注文する際は「RGBデータ」に戻しておくことを忘れずに。

家庭用プリンターは「複数の色」を組み合わせてプリントするためモノクロ写真が苦手。無彩色のグレーも色を組み合わせて表現しようとするので、こちらがイメージしているグレーとは違った色味となる。最近ではモノクロプリント用に改善されたものも登場してきたがまだ高価。ダブルトーンはこうしたカラープリンターの弱点をカバーする意味でも覚えておくとよい。

【ダブルトーン変換例】

スタンダード


ダブルトーン
(PANTONE 155C使用)
(撮影地:チェンライ県メーサロン近郊/モン族の村)
FinePix S3 Pro 17-55mm F2.8 ISO400 F4.8 1/125sec
Photoshop CS(チャンネルミキサー ノイズフィルター ダブルトーン変換)




タイ豆知識(7):タイの通貨

タイの通貨単位は「バーツ」。1バーツは日本円でおよそ3円(2006年5月現在)。トラベラーズチェックは少額だと手数料が高くつくので、高額な買い物をしないようなら現金で。両替はホテル、空港などで手軽にできるので現地で両替してもらおう。このとき、できるだけ早めに細かく両替しておくと便利。タイではチップの習慣はほとんどないが、ベッドメーキングやポーターへのチップ、さらには山岳民族との記念撮影に対するチップなど、細かいお金を持っていた方が何かと便利。20バーツ札を少し多めに持ち歩こう。






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マカロニアンモナイト月刊特集「モノクローム・タイ紀行・異文化漂うタイ北部の旅編」
後編目次56【7】8 2006年8月掲載


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