webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
マカロニアンモナイト
気がつくと犬派の私自身もネコにドップリ‥‥
ようこそ我が家へ! ねこを写す*猫と暮らす −前編−

文・写真/武藤 修(フリーランスのイラストレーター)

前編目次1【2】34 2007年1月掲載
2.縄張り争い?の日々
ボス猫との対決キジネコとにらみ合い狩りの獲物カペタの怪我


カペタは高い所が好きで、ベランダにもよく出ます。お約束の手すり乗りを毎度披露してくれますが、出来ればやめれ! 見ている方が恐いぞ! ベランダの手すりは道路から5メートル以上はあるし、下はアスファルト。しかも手すり上で方向転換とかもやらかすから、気が気でなりません。恐くないんですかね、ネコって。
ちなみに、こういうシーンの撮影は、広角で絞りも絞った(絞り値が大きい)方が、周囲の状況が分かりおもしろいと思います。



ボス猫マロンとの対決

 我が家ではカペタが家族になる前はマロン(近所のボスネコ的存在です)という外ネコがいて、ときどき家の中にも遊びに来ていました。

 カペタが我が家の一員になってからも、カペタが居るのを知りながら平気で家の中に入ろうとしていました。そのたびにカペタはシッポを3倍くらい膨らませて臨戦態勢に。元捨て猫としては自分の居場所を守るために必死なんでしょう。私はカペタがいつやられるか気が気でなかったのですが、当のマロンはというと、カペタなど相手にしようとはしませんでした。

 ネコの勢力図からいくと、マロンの縄張りの中にカペタの縄張りがあるカタチなのです。以前は室内飼いだったと思われるカペタは、そんな力関係など理解していないようで、この対立関係はしばらくの間、家の外でも続いていました。

 そんなある日のこと、いつも一方的に突っかかっていくカペタのことが、いい加減ウザかったであろうマロンの威嚇で、簡単に勝敗が決しました。結果はもちろんカペタの完敗。しかもマロンのたった1回の威嚇のみで・・・。

 その後はお互い距離を保った大人の関係になっているようですが、それにしても、カペタ喧嘩弱っ!



何か言いたげに見つめ合うマロン(左)とカペタ(右)。
カペタはマロンにだけは突っかかって行かなくなりましたので、シッポも膨らんでいません。
マロンもカペタに関しては縄張りの中にいても許してあげている存在になっているようです。今後もっと近い仲になってくれればと思っています。
カペタの社会勉強は、マロンおまえに任せた! 友達になってやってくれ。




キジネコとにらみ合い

 こんなに喧嘩が弱く小心者のくせに、祭りごと、いえ、争いごとには目が無いカペタは、どこかでネコ同士の威嚇がはじまると「外に出して〜! オイラも参戦した〜い!」と、玄関や窓に貼り付いています。

 私が外でようすを見ていると、ネコの大きな声に近所のおばちゃんも出て来ます。隣の家や、もう一軒のお隣からも「けんかぁ?」と、ネコ談義に参加してきます。カペタのおかげでご近所とも会話が増えました。

 最近のカペタは、懲りずに新顔のキジネコとのにらみ合いを続けているようです。


カペタは去勢しています。去勢するとおとなしくなると言う話ですが‥‥‥、こんな日はとても生き生きしてます(笑)。

飼い主が現れるとネコ同士の力の均衡が崩れるので、緊張感のある対峙シーンはなかなか写せません。この時は急いで窓から片手を出して、ノーファインダーでシャッターを押しまくって、キジネコ(左)が気がつくまでの間どうにか写真が撮れました。でも、カペタ(右)は最後まで気がつかなかったようです。




狩りの獲物

 外に出るネコの場合、よく鳥や虫を捕ってきては誇らしげに見せにきます。そんな時はどうしていますか? 我が家では「嫌がらずに家に入れて褒めてあげる」ということで意思統一をしています。

 そんなわけで、我が家では昨年、スズメとヒヨドリのヒナ数羽とトカゲ多数を看取ることになりました(合掌)。ただはっきり言って、獲物を捕ってきた時はやっぱり た い へ ん で す!



カペタが持ち込んだトカゲが家の中で行方不明になったことがあったので、獲物を捕ってきたら目を離さないようにしています。こんな時、カペタは獲物に集中しているので気兼ねなく撮れます。




カペタの怪我

 外に出るネコで心配なこととして怪我があります。遠出もするようになってきたカペタは、ある日、大きめの怪我をして帰ってきました。

 その日もカペタは、朝はヒナ鳥、昼はトカゲと、狩りライフを楽しんでいたようなのですが‥‥夕方帰宅した時には喧嘩直後らしいようす。みるみるうちに後ろ足から血がにじんできたので、すぐに病院に連れて行きました。

 傷はそれほど深くはなく、全身麻酔をして4針縫って、エリザベスカラーを巻いて帰宅しました。


周りから見るとマヌケっぽくて笑えるエリザベスカラー姿で1週間。 写真では元気なく寝ていますが、この後エリザベスカラー越しにオレンジの包帯を剥がすワザを憶えてしまい大変でした。
幅広のカラーがいろんな所にぶつかりながらの生活は、かなりストレスが溜まったようす。その1週間のカペタの弱々しい鳴き声ときたら演技賞モノ。



 喧嘩が強いネコは顔に怪我するということですが、小心者のカペタの怪我はお尻や足‥‥。はい、逃げる時に負った傷ばかりのようです(笑)。

 逃げ足だけは速くなるようにがんばれ カペタ!






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マカロニアンモナイト月刊特集「ようこそ我が家へ!ねこを写す*猫と暮らす−前編−」
前編目次1【2】34 2007年1月掲載
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