webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
マカロニアンモナイト
気がつくと犬派の私自身もネコにドップリ‥‥
ようこそ我が家へ! ねこを写す*猫と暮らす −後編−

文・写真/武藤 修(フリーランスのイラストレーター)

後編目次【5】678 2007年2月掲載
5.構図を考えて撮る
構図の善し悪し定番三分割日の丸写真存在感をアピールとなりの猫アルバム


自宅前の塀の上。カペタの通り道となっており、通るたびに花を愛でている・・・・・わけはなく、もうすでに何かを見つけて遊びたい気持ちで頭の中はいっぱいの時の写真です。



構図の善し悪し

 構図には「こう撮れば良い」というものは存在しません。はっきり言って、自分の好みによる好き嫌いの世界ですから・・・。だからこそ奥が深いのかもしれませんね。特にネコなどの動物は気ままに動くので、人間や風景を撮るのと同じようにはいかないものです。あまり考えすぎず、自分の面白いと思う構図でシャッターを押すのを心がければ良いのではないでしょうか。

 とはいえ、なかには思ったような写真が撮れずに悩んでいる方もいるかと思いますので、ここでは写真の構図として定評のある基本的な手法と、自分の好みの構図を織り交ぜて紹介していきます。


構図の定番三分割

 画面を縦横に三分割し、その交点部分に被写体を置くと被写体と空間部分のバランスが良いと言われています。
※参考リンク→黄金分割とか三角構図とかそーゆーもん(撮れルンです!)



この画面の様に、縦横に三分割した白い点のあたりにメインの被写体を置くとバランス良く見えます。


ファインダーを覗いた時に、ネコの位置だけではなく、ネコ以外の空間(赤で描いている部分)とのバランスを考えながら撮影しましょう。




でも基本は愛のある日の丸写真

“日の丸写真”と言われる被写体を真ん中に持ってくる構図。カメラをはじめた人は、まずここからスタートするのではないでしょうか。日の丸写真は「平凡で面白味に欠ける」と言われることもありますが、「撮りたい被写体に注目して撮る」と言う意味では基本だと私は思っています。
※参考リンク→日の丸写真ん??(撮れルンです!)


コッテコテの日の丸構図写真

我が家のカペタは捨て猫でした。拾われて自宅に来て最初の1枚。そして、もうこんな表情はさせてはいけないと思う1枚。この写真が、この後写真を撮り続けるキッカケとなりました。
(ちなみに近所のおばちゃん情報では、アパートから引っ越した人が捨てていったみたいとの事。ったく、あほうが!)


これも日の丸構図の写真。
カペタは家では本当にのんきで無防備なんですが、外では機敏に動き回って違う一面を見せてくれます。・・・ほ、本当です・・




存在感をよりアピールする構図

 被写体の存在感をアピールするために活用したい技法のひとつに、透視図法の応用があります。透視図法には一点、二点、三点透視がありますが、一点透視の構図で写すとネコの存在感をよりアピールできます。


一点透視の構図。
写真を撮り始めた頃はカペタの仕草が珍しくて、ただ撮るだけの写真だったんですが、撮り出すとやはり向上心?というか色々なアングルなどの工夫がしたくなるもんです。



写真の風景にあるライン(赤い線で強調した部分)が1点に集中して、自然とラインが集中する部分に目がいきます。ラインが集中する点(集中点)のあたりにネコが写るような構図にすることで、見る人の注意をよりネコに向けさせる効果が出て来ます。


このイラストのように、集中点が写真の中央とは違うところにある場合も、集中点の位置に被写体を置くと、そこへ注目がいく効果が発生します。




●となりの猫アルバム‥‥「吹雪」


 ネコを飼うようになり、意識してみると周りにもやたらネコ好きの友人が多いことに気がつきました。そんな友人のネコ達を紹介します。

 最初は古くからの友人の順子さんにネコとの物語を語ってもらっています。


それは、1993年、12月のことでした。
何日も前から、夜になると外で猫が鳴き続けていたので、ある夜、窓を開けてみると、なんと、うちの窓に向かって鳴いていたのです。子猫というには、やや大きめでしたが、まだまだ、あどけなく甘えん坊でした。
「吹雪」と名づけ、一緒に暮らし、13年が経ちました。猫と暮らすのは、吹雪が初めてです。
去勢しているので、近所のボス猫から怪我をさせられるということ(果敢に向かっては行くのですが・・・)、家の前がバス通りで交通量が多いことなどから、基本的には室内飼いです。

外でも過ごせるようにと、籐のカゴをベランダに置いてあります。
目が行き届くように、そしてベランダの周囲の庭も歩けるようにと、いつもは長めのリード付きですが、陽当たり良し、風通し良しで、吹雪お気に入りの、お昼寝専用ベッドです。
吹雪は時々、ひとりで外出します。
室内が普段のテリトリーですから、遠くには行きません。庭や隣近所を散策して、短時間でご帰宅です。
「今日は、帰りが遅いなぁ」と思っていたら、いつの間にか戻って来ていて、このカゴに入って、グーグー寝ていたことが何度もあります。

なぜだか雨の日は、窓を開けてと、しきりにせがみます。台風の時もです。
自分の要求が通ると、網戸の前に寝そべって、満足そうに降り続く雨をいつまでも眺めています。
私が吹雪の面倒を見ているというよりも、私が吹雪に上手に使われているような感じがするのですが、気のせいでしょうか?
●写真・コメント提供:順子








Back 特集後編目次<--   -->Next 6.顔の向き、地平線の位置


マカロニアンモナイト月刊特集「ようこそ我が家へ!ねこを写す*猫と暮らす−後編−」
後編目次【5】678 2007年2月掲載
表紙へ特集目次へ

このページへのリンクについて
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部