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webマガジン「マカロニアンモナイト」月刊特集
マカロニアンモナイト
夏はビーチリゾートでダイビング
海の生き物に出会う、水中写真に挑戦! -前編-


写真・文/むらいさち 

前編目次1234【5】 2007年7月掲載
5.水中撮影実践テクニック
スキルを身につけよう水中の姿勢水中モード画面で確認いろいろな角度から・ダイビングエリア「マレーシア・シパタン島」


こんな日を夢見て、まずは基本をしっかり身につけましょう。



●まず、しっかりとしたダイビングスキルを身につけよう

お待たせしました、ここからがやっと実践編です。
「水中撮影に一番大切なものはなんですか?」

これも良く受ける質問です。決まって私が返す言葉は。

「ダイビングスキルです」

当たり前なのですが、これが出来ていない方が非常に多いです。
ダイビングのスキルがまだ身に付いていないのに、カメラを始める人が多いのですが、そういった方の写真は大体が残念な結果になっています。そして、カメラに夢中になるあまり自然破壊をしてしまうなどマイナス要因ばかり。
ですから、ライセンスを取ってしばらくは我慢してスキルアップに努める事を、お勧めします。水中写真を始める時期に関しては、インストラクターさんと相談してみて下さい。
それまでは、陸上で来る日に向けて練習しましょう。




●水中の姿勢について

水中では、水の浮力があるため、体が安定しません。
実際撮影する時には、まず体を安定させなければなりません。
可愛いお魚などを見つけたら、まずどうやって体を安定させるかを考えてみて下さい。
詳しい解説については、下記のリンク先サイトをご覧下さい。

「水中写真を撮ってみよう!」水中撮影で気をつけること(fotonoma)


体勢が安定していないと、この様にブレたりピントが合わなかったりしてしまいます。



体の安定をせずに、撮影してしまうと、こうやって残念な写真になる確率が高いです。


しっかり落ち着いて撮影すれば、この綺麗な魚に出会った感動をちゃんと残す事が出来ます。



私も、撮影に入る前は、どこに体を持って行き、どこに手と足を・・・と、一番環境に影響を与えずに、体を安定させられる方法を考えます(ロッククライミングの様ですね)。もし、それが生物に強く影響を与える様ならば撮影は諦めます。
僕らは、彼らの世界にお邪魔している部外者ですからね。




●水中モードを使ってみよう

「写真が真っ青・・・・」

そんな事が良くあります。

海の水は青く写ります。ですから水中でストロボが届かない場所は青くなってしまいます。
意図した青なら良いのですが、そうでないとただの失敗写真。

そんな事が無い様に、FinePixシリーズのカメラのいくつかのタイプには便利な水中モードが付いています。
カメラのシーンモードより、魚のマークの水中モードを選びます。

そうすると、海の中で起こる全体が青くなってしまう(青カブリと言います)状態を、補正してくれます。
では、実際どのくらい違うのかを見てみましょう。



水中モードオフ


水中モードオン


海の状況によって、色の出方は違いますが、一目瞭然ですね。
とても頭が良いですよね。僕もこの違いを初めて見た時はビックリしました。

青を出したい時は水中モードオフにするなど、使い分けると幅広い撮影が出来ます。




●画面でしっかり確認

撮影後の写真を家のパソコンでチェックしたとき、

「うっピントが合ってない・・・・(がっくし)

なんて事ありませんか?
今まで書いて来た通り、陸上よりかなり制限がある水中では、なかなか思う通りに撮影も進みません。
なので、撮影した後は画像をチェックする事をお勧めします。
画像を拡大して、ピントや手ブレのチェックをしましょう。



[全体]
[拡大]

画像を拡大してピントなどが、合っているかチェックしてみましょう。

水中では、その時を逃したら一生、全くの同じシーンには出会えません。
ですから、なるべく小さなミスは無くす様に努力しましょう。

私もあるんです、この手間を省いてしまい、後で泣いたりする事が・・・。




●一枚で満足せず、いろいろな角度から写してみよう

「よしっ、写ってるな」

で、満足してませんか???
ただ、写すなら他の人と同じになってしまいます。
是非、時間がある限り一枚で終わらず色々な角度から撮影して、ベストな写真を目指して下さい。

斜め前から撮影、やっぱりカメラ目線の方がかわいいですよね。

真っ正面から撮影、イソギンチャクに隠れている感じがまたかわいいです。

どうですか? 撮影する角度によって同じ魚でも随分印象が違いますよね?
こうやって、ただの記録写真から、作品へステップアップして行きましょう。

また、気に入った写真に関しては、是非プリントしてダイビング仲間や友達に見せる様にしましょう。そうすることによって、作品を撮るイメージが出来るので、上達への近道になります。

さあ、今まで二の足を踏んでいた皆さん、今年こそは水中写真に挑戦して、自分の写真で皆を幸せにしましょう!



ダイビングエリア*ミニ案内「マレーシア」

マレーシアでも、ボルネオの東側にあるシパダン島周辺には、日本からはとても行きずらい場所にも関わらず、多くのダイバーが足を運んでいる。その魅力は何と言っても大迫力の魚影の濃さ、簡単に大物などが見れてしまう事。スポットへもとても近く、どこへ行くのもボートで10分程。また、カメが保護されいるため、1本のダイビングで10匹以上のカメに出会う事もある。リゾートからのビーチダイビングも可能なため、とにかく沢山潜りたいという方にはお薦め。 日中は大物三昧で過ごした後、ビーチでのんびり魚たちを観察するのも悪くはないだろう。 どの島にもダイビング施設しかないため、本当にダイビングする意外は何もする事がありませんのでご注意を。





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今回の特集の撮影に使用したカメラ・機材
FinePix F40fd FinePix F31fd FinePix F30 防水ケース

マカロニアンモナイト月刊特集「海の生き物に出会う、水中写真に挑戦! −前編−」
前編目次1234【5】 2007年7月掲載
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