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JAXAへの写真投稿者の中には、フィールドスコープにカメラを接続して、ISSの形が判別できる写真を撮影している強者もいる。どの程度の装備が必要か簡単に計算してみたが、ISSのディティールを写し取ろうとすると、35mm換算で焦点距離2000mm以上のレンズを使う必要がありそうだ。
これぐらいの焦点距離の望遠レンズとなると、がっちりした架台に乗せて正確な追尾を行えるようにする必要があるだろう。
とはいえ、実際に撮影している人がいるのだから、何もやらずに諦めるのもつまらない。無理を承知で撮影に挑んでみた。手持ちの高倍率ズームのコンパクトデジカメに、1.7倍のテレコンバーターを付けて、焦点距離を710mm相当まで伸ばし、感度を最高に設定し、手持ちでISSを狙う。露出は判断材料がないので、とりあえずプログラムオートのままにした。手ぶれ防止は、カメラ内蔵の手ぶれ補正機構に望みを託すことにする。
‥‥が、見事に失敗。
一応それなりの大きさの光の点に写ったものの、手ぶれがひどくて、とてもマカロニアンモナイトの読者に見せられる写真ではない。次のISS撮影チャンス時にはシャッター速度優先で撮影してみよう、と思っていたのだが、当日はあいにくの曇り。ついに原稿の締め切り日となってしまった。
やってみて分かったのは、きちんと焦点を合わせるのが意外に大変だということだ。使用したカメラにはマニュアルフォーカスが付いており、事前に空に出ていた金星を使って焦点を合わせたのだが、無限遠の焦点は単にレンズの可動範囲の端を使えばいいというものではなかった。私のカメラの場合、やや前気味のほうが無限遠にきちんとピントが合った。どうやら、無限遠のピントには、カメラ毎の個体差が存在するようだ。
コンパクトデジカメにこだわらずに、一眼レフを使用すれば、もう少し楽にピントも露出も合わせることができるはずだ。ただし、いずれにせよ、夜空を高速で移動する輝点を拡大して撮影するのは、そう簡単なことではないだろう。
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