* 週刊フォトエッセイ*

週休六日のススメ

  文・写真/福山庸治 --->Back Number


写真
---> 拡大表示










139 表情のない音楽(2)

 僕が通っているフィットネスクラブには、有線放送のものと思われる音楽が、BGMとして流れている。音楽はもちろんオリジナル版で、某焼き肉チェーン店などに流れているカヴァー演奏ではない。普通はそうであろう。なのに、なぜ某焼き肉チェーン店などでは、下手っぴとしか言いようのない音楽を流し続けるのか?

 たとえば、オリジナルの音楽をそのまま流した場合、好きな人はつい聴き入ってしまい、食事が進まず、客の回転が悪くなるということが考えられなくもない。下手っぴで耳障りな音楽を流すことで、食事を終えた客には、さっさと席を立ってもらいたいのかもしれない。
 あるいは、あの下手っぴ音楽には独特の周波数的な効果があって、肉が柔らかくなるとか、タレの発酵が進んでコクが増すとか、そういうことがあるのだとしたらすごいことだが、いずれにせよ、それだと某ホームセンターのケースが説明出来ない。

 もしかしたら、ただ単に、音楽著作権使用に関係した営業コストの問題なのではなかろうかと思っているのだが、そうだとしたら、低コストなりに演奏の腕を上げる方法はないものか?


2002年06月19日掲載

<--Back     Next-->



Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部