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* 週刊フォトエッセイ*

週休六日のススメ

  文・写真/福山庸治 --->Back Number 




153 新聞は取らん!(1)

 新聞の購読をやめて4ヶ月になる。

 やめた理由は単純で、新聞の勧誘員が三日を空けず、インターフォンを鳴らすからだ。締切時間をとっくに過ぎ、焦りまくって原稿を仕上げているときや、アイディアが出てなんとかまとまりそうなとき、はたまた、疲れて仮眠を取るためにうつらうつらし始めたその瞬間に、ピンポーンとやられると、それだけでもストレスが高まるのに、それが新聞などのセールスだったりすると、正直、殺意すら覚えるほどである。

 インターフォンを鳴らすのは、新聞勧誘員だけではない。
 最も多いのは宅配便だが、次が新聞勧誘員、他には生協の営業に清掃用具のレンタルにある宗教関係、そして最近激増したのが、排水溝などの“無料”点検だ。宅配便以外であれば、出なきゃならない義理はないのだが、ピンポーンという音だけでは判別は不可能なので、わざわざインターフォンのある階下へドタドタと降りていくことになる。

 そこでセールスだったりすると、僕はぶち切れる。
 いや、正確に書けば、インターフォンの受話器を取り、「旦那さん旦那さん、いつもお世話になっている者だけど、いま新聞はどこが入ってんの?」と、いきなり捲し立てられた瞬間、むらむらと悪感情がわき起こり、ぶち切れる準備が整うのである。


2002年10月09日掲載

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