* 週刊フォトエッセイ*

週休六日のススメ

  文・写真/福山庸治 --->Back Number


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157 右脳型人間、左脳型人間

 高校時代の同級生が数人集まった席で、右脳型人間か左脳型人間かという話題になった。右脳型だと、絵や音楽などの感覚的な知覚が勝り、左脳型だと、言語や計算などの論理的思考が勝っているというそれである。

 手の指や腕を組んだときに、親指が組み手のどちら側に来るかで、それがわかるという。ホンマかいなと思うものの、この場に関する限りは、単なる茶飲み話のネタ以上のものではないから、科学的根拠は? などと真面目な顔して食い下がるのは野暮というものである。いわば、血液型占いと同じ類のものと思えばいい。ただ、そういう軽いとされている位置づけのわりには、人格や人の優劣に深く関わってこないとも限らないものなので、その本質はシリアスにして重く、決して侮るわけにはいかないのだが、まあ、だいたいムキになってはいけない話題ということになっている。

 さて、僕の場合、いずれも左の親指のほうが組み手の上に来る。
 それは「左脳型」人間の証だそうだが、僕は何を隠そう、ゲイジュツ家である。どう間違えても、「右脳型」人間でなければおかしいのに、そんなバカな! である。なぜだなぜだ? もしかして、僕は自分にちっとも向いていないことを、無理矢理やり続けてきたのか?

 というふうに、シリアスになってはいけない話題なのである。


2002年11月06日掲載

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