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* 週刊フォトエッセイ*

週休六日のススメ

  文・写真/福山庸治 --->Back Number 




166 36年目の卒業式 〜ビートルズと僕〜(6)

 開演時間が過ぎ、さあいよいよ生まれて初めて、生のビートルズ(ポール・マッカートニー)の歌が聴けるのかと思ったら、ロココ風の服装をした男女の登場に始まって、古代ギリシャ風なのやら、中国風やら何やら、民族博覧会的な前振りショータイムが続く。それはそれで美しく見応えがある。ただ、僕のような「卒業式」が目的の者にとっては、むしろこれから入門する者のための「入学式」のようで、ただひたすら焦らされている気分ではある。

 当然それもまた計算なのだろう、いきなり“You say yes”(*)という、紛れもないポールの声が会場いっぱいに響き渡った時、会場に歓声が起こった。以来、ノンストップでのビートルズ・タイム〜僕にとっては、ある種のタイムトラベル〜が始まり、僕の記憶は、ビートルズと初めて出会った中学一年生にまで一気に遡った。

 僕の中学一年生は、1963年から翌年に掛けてである。
 その前の小学6年生の時に、僕は映画「ウェストサイド物語」と出会ってしまい、そのダンスと音楽の圧倒的な素晴らしさに、僕の音楽志向は既に洋楽一辺倒になっていた。

 (*) Hello Goodbye


2003年01月15日掲載


2003年01月15日掲載

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