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* 週刊フォトエッセイ*

週休六日のススメ

  文・写真/福山庸治 --->Back Number 




228 軒先の住人 リターンズ(2)

 そのトンテンカントンというのは、実は猫除けのための障害物を打ち付けていたのである。

 昨年は、雛の一羽が猫に襲われ姿を消してしまった。
 我が家の軒下、正確にはガレージの屋根の下であるが、そこにはスチールの物置が設置してあり、その上にもいろいろな物が置かれていた。猫はまず乗用車のトランクに飛び乗り、そこから物置に飛び移り、更に一番高い場所から巣に飛びかかったらしい。乗用車のフロントガラスやトランクの上には、猫の足跡がくっきりと残っていた。

 その猫の足跡が、今年も現れた。
 そこで僕は雛が孵らないうちにと、トンテンカントン釘打ちをしたのであるが、ツバメはそんな僕の気遣いなど把握しているはずもなく、黒々とした目で、挙動不審な人間を用心深く見ているのであった。




2004年06月09日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部