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* 連載フォトエッセイ*

週休六日のススメ

  文・写真/福山庸治 --->Back Number 




412 閑中忙アリ(6)〜そうだ、アニメを作ろう!#5

 録音機能だったら、実はデジカメにも付いている。最初はこのデジカメを録音機としても使えば、ただでさえモノで一杯のバッグの中に、更に余計な荷物を増やさなくても良いと思ったのだが、僕のそれはマイクがモノラルで音の解像度もあまり高くない。もちろん、外付けマイクを繋ぐ機能もない。音を録る手間はどんな機材を使おうと一緒なのだから、どうせならステレオの良い音で録りたい。そう思って、ICレコーダーを物色していたら、サードパーティ製で、iPod nanoをICレコーダーとして使えるように出来るマイクが売られていることを知った。


 僕のiPod は、買ってはみたものの余り使っていない。というより、ほとんど仮死状態だ。僕は音楽を日常的にはほとんど聴かないのである。いつの頃からか、10代20代の頃のようには音楽を必要としなくなった。まして、イヤフォンのような何やら煩わしい感触のものを長時間身につける気にもなれない。だから、僕の普段の生活には音楽の音はない。生活ノイズが漂っているだけである。音楽は他人が演奏しているのを聴くより、下手でも自分で歌ったり演奏するほうが楽しい。今はそういう音楽との付き合い方になっている。
 それでも、iPod はその美しいデザインや機能性に買わずにはおれなくて、つれあいへのプレゼントがてら二個を注文。つれあいが黒を選んだので僕は白を選び、それぞれに銘を刻印してもらった。僕の白いiPod も、しばらくはフィットネスクラブなどに連れて行ったりしていたが、何度か充電を繰り返すうちにそれも面倒になり、抽斗の中にしまい込んだままになってしまった。

 そのiPod がICレコーダーに変身できるのであれば、録音機は迷うことなくこれに決まりである! というより、これ以上のモノはない。iPod にしか使えない機種依存性はあるが、僕が普段仕事に使っているMacとの相性が抜群なのは言うまでもない。早速購入…… と思ってよく注意書きを読んだら、なんと、このマイクは僕の初代iPod nanoには対応していないのだった。この製品以外にも初代nano対応の同機能のマイクはないものかと探してみたが、やはり見つからない。そもそもこの世に存在しないのだろう。

 そういうわけで、録音専用のICレコーダーに落ち着いたわけだが、皮肉なことにこのレコーダー、iPod同様音楽プレーヤーにもなるのであった。




※iPod・iPod nano・Macは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。


2008年10月15日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部