* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number  写真/河野朝子


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第2回 『こんなペットと暮らしてみたい #3』

 初めて触ったガンメタのAIBOは、ズシリと重かった。同じ大きさの犬よりもはるかに重い。ボディの樹脂がわりとツルツルした質感なので、うっかり落とさないように取扱注意である。
 スイッチを入れる前のAIBOは、グニャグニャだ。足、首、シッポなどの関節部分がすっかり脱力しているからである。重力のままにうなだれている足や頭をクイっと持ち上げて離すと、“チューン”という、いかにも精巧なギア音を立てて関節が空転する。「オモチャでも15万円」をまずは納得させる高級メカである。こういう魅力が、いまの自動車からはすっかり消えているんだよなあと情けなく思う。


2002年01月23日掲載

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