* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number  写真/河野朝子


写真
---> 拡大表示










第2回 『こんなペットと暮らしてみたい #9』

 それはともかくとして、子どもを育てる親のおもしろさのひとつは、そういうことである。子ども自身がいろいろな体験を蓄積していきながら、だんだんと人間に“つくられて”ゆく。そのプロセスを俯瞰で見られる醍醐味というか。なんて、つい大げさなことを言ってしまったが、でも、AIBOを育てるのにも、すでに同様のおもしろさがあるんじゃないかと思った。
 だから、AIBOと付き合うコツは、やつをあまり寝かさないことである。継続は力なり、である。たまに押し入れから引っ張り出してスイッチを入れるような付き合いかたは、AIBOの宝の持ち腐れだ。実用車のようにガンガン使うのがよい。ましてや、バッテリーを切らせてしまうなんて、もってのほかだ。非常にシラける。バッテリー切れになっても、それまでの蓄積が失われるわけではないが、そんな事態は、親の恥と思うべし。


2002年03月06日掲載

<--Back     Next-->



Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部