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* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number  写真/中山慶太 




第11回 『オタクのオーディオ、いい音してますか? #4』

 何楽章かに分かれていることが多いクラシックの曲は、初めて聴くと、いったいどこが曲の終わりなのか、よくわからないものである。そのため、長い交響曲などが終わると、われ先に拍手する手合いがいる。ひどいやつになると、ほとんどフライング気味で「ブラボー!」と叫んだりする。「おれ、知ってんだもんね、この曲の終わり。通だから」ってことなんだろうか。ぶん殴ってやりたくなる。逆に、楽章の終わりで「パチパチ」という音が聞こえて、恥ずかしそうに消え入ると、ああ、いまの人は、本当に感動してたんだろうなあと、人ごとながらうれしくなる。






2004年04月28日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部