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(C) yasushi KABATA


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文・写真/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第14回 『鉄ちゃんの想い出写真 #8』

「宮津線 丹後由良 1970年7月」

 ぼくの父は京都府丹後半島にある日置という村の出身である。「下野」を「カバタ」と読める人はだれもいないが、その村は下野姓ばかりで、珍しくもなんともない。農機具なんかには、みんなファーストネームを書いていた。毎年夏休みになると、その日置村に中1のころからひとりで遊びに行った。祖父母の家は、日本海の際にあり、夏は民宿をやり、通年でプロパンガスと牛乳と読売新聞の取り次ぎをやっていた。幸い家業を手伝わされることもなく、海で泳いだり潜ったり、近所のカバタ君と野球をしたり、スズキ・フロンテハッチを無免許運転したりして、甚だ痛快な夏を過ごした。行き帰りの宮津線では、もちろんSLの写真を撮りまくった。現在は北近畿タンゴ鉄道という3セク路線である。




2005年02月23日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部