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(C) yasushi KABATA


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文・写真/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第14回 『鉄ちゃんの想い出写真 #10』

「二俣線 佐久米 1969年12月」

 ぼくが撮ったSL写真は99%がモノクロである。カラーフィルムは露出の許容度が狭くて、むずかしいから使えなかった(この写真のように)し、なにより高くてだめだった。昔はいまのような安売り量販店もなかったし。でも、たまにカラーで撮ったものがあるのは、そのとき特別にお小遣いでも入ったのだろうか。ただ、SL写真にモノクロが向いているなんて、ぼくはまったく思わない。カラーのほうがいいにきまっている。そのほうが自然に近いし、情報量が圧倒的に多いからだ。人間の目が白黒で見ていない以上、モノクロ写真というのは“つくり”である。





2005年03月09日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部