* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文・写真/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number


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●カメラ:Natura S
●フィルム:FUJICOLOR NATURA 1600



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●カメラ:Natura S
●フィルム:FUJICOLOR NATURA 1600





第18回 『ナチュラ×ナチュラな日々 #10』

 「首都高トンネル」

 やはりNAVI誌「運転」の取材で、トンネルを掘る“シールドマシン”を見に行った。山手通りの下で、現在、首都高速のトンネルを掘っている建機である。
 シールドマシンとは、簡単に言うと、自ら地中を掘り進む巨大なドリルである。この現場で使われているのは直径約13m。その歯がゆっくり回って、尺取り虫のように掘進し、すぐ後ろにセグメントと呼ばれる外壁を組んで、真円断面のトンネルを建設してゆく。組まれたセグメントを足場にマシンはさらに掘進する。
 この工法の画期的なところは、現場にいるだれひとりとして、掘っている土を見ないですむということだ。“シールド”の名はそこから来ている。だから、安全でもあるのだ。トンネルを掘るリアリティが喪失しているともいえるが。
 NATURAだと、ほの暗い現場が、肉眼で見たように撮れる。ノンフラッシュ撮影の強みだ。



2006年03月15日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部