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写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第19回 『僕とアナログレコードの日々 #1』

 レコードがすり減るほど聴く、という表現は、もう死語だろうな。レコードが前世紀の遺物と化しているのだからしかたない。でも、昔はそんな言い方をしたのである。樹脂板に切られた溝を硬い針がトレースすることで、レコードは音を出す。高い針は“ダイヤモンド針”を名乗った。たしかにレコードのほうがすり減りそうだ。
 我が家には、前世紀の遺物が棚いっぱいに並んでいる。35年前の高校生のころから買っていたレコードだ。10年くらい前まではたまに引っ張り出して聴いていたが、アンプやスピーカーがおかしくなって、その後はほとんど触らなくなった。またいつか聴くぞ! と思いながらも、便利なCDに飼い慣らされてきた。iPodなんてものも現れた。そうなると、レコードはいよいよ億劫になる。
 あーあ、と思いながら、去年の暮れ、大掃除でレコード棚のホコリを払った。ついつい1枚1枚繰り始めると、なつかしいジャケットが次々と現れた。そのなかから、ワタシがとくに激しくすり減らしたレコードたちを集めてみた。





※iPodは、米国および他の国々で登録されたApple Computer, Inc.の商標です。


2006年04月05日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部