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写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第19回 『僕とアナログレコードの日々 #8』

●「クーパー・セッション」

 アル・クーパーというのは、70年代に活躍したアメリカのロックミュージシャンである。キーボード・プレイヤーだが、プロデューサーとしての功績が大きかった。“仕掛け人”だ。
“Al Kooper introduces Shuggie Otis”というサブタイトルのこれは、オレがこいつを発掘したんだぜという彼の鼻ピクが伝わってくるようなセッション盤である。シュギー・オーティスはギタリストで、ブルースナンバーを何曲か弾いている。馬鹿テクである。テクのみならず、感情表現もすばらしい。しかも、ジャケット裏の解説を読んでヒックリ返った。レコーディング当時、15歳だったのだ。たぶんぼくと同じ歳の昭和30年生まれである。フィルモア三中とかか。
 だが、その後、この天才ギタリストの話はまったく聞かなくなった。いま生きているのかどうかも、知らない。知っている人がいたら、教えてください。


2006年05月31日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部