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写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第21回 『僕と愛犬ハナの日々 #11』

 1歳を過ぎてから、しきりにニオイを嗅ぐようになったので、電信柱の付け根などでは、ずっと止まってクンクンやっている。引くどころか、「行くよ」というまで動かない。あたしだって、引いてばかりもいられないんだからね、というわけである。
「人は、変わる」ように、犬も、変わる。だが、子犬のときからまったく変わらないことがある。“ボール好き”だ。いちばん好きなのはケバだったテニスボールだが、それに限らず、こと球体に目がない。
 先日、テレビのペット番組を観ていたら、“筒”に反応する犬というのが紹介されていた。サランラップやトイレットペーパーやFAX用ロール紙の芯のような、あらゆる筒状の物体が大好きなのだそうだ。
 御主人が、新聞紙で実演していた。テーブルの上で広げて呼んでいるときはなんでもないのに、丸めて筒にした途端、大興奮してじゃれつくのである。おかしかった。


2006年11月22日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部