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写真;中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第23回 『オヤジ的音楽事情、当世風 #9』

 ぼくの場合、ロッカーの道は、高校生のころについえたが、カバルスへの道はあきらめていない。ちなみにいまのは、バッハの無伴奏チェロ組曲を発掘した名チェリスト、パブロ・カザルスと、自分の名前(カバタ)をかけたシャレです。チェロを始めて5年あまり、いまも個人レッスンを受けたりしながら、ギコギコ楽しんでいる。
 そんなオヤジチェリストにとって実にありがたいのは、YouTubeの存在である。いまをときめく動画配信サイトだ。
 たとえば、“cello”と“Bach”をタグに検索すると、ボランタリーな個人がアップしたプロ演奏家のDVD映像がいくらでも見られる。しかし、それ以上の項目数で、世界中のさまざまな素人チェリストが弾くバッハにヒットして、自由に視聴できる。“Broadcast Yourself”(自分を放送しよう)を謳い文句に掲げるYouTubeの真骨頂はむしろそっちのほうである。


2007年06月06日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部