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※写真:中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第24回 『長距離ランナーの悦楽 #2』

 マラソンでも、駅伝でも、テレビ中継されるような大きなレースでは、必ず白バイが先頭を走る。いまどき、アスリートのイベントに警察がこれほどしゃしゃり出てくる国はない。あったとしたら、たぶん北朝鮮くらいだろう。ポリスが警備で併走する場合も、アメリカやヨーロッパでは排ガス・ゼロの自転車が使われるようになってきた。
 その点、日本はまったく時代遅れで、最近はテレビ局がおべんちゃらを使い、わざわざライブで白バイ隊員の紹介までする。「日本は、警察国家か!?」とアタマにきていたのだが、いざ自分が白バイ先導の大会に出てみると、これがけっこう、イイ気分だったりすることがわかって、恥ずかしかった。もちろん、ぼくのペースと、白バイが守る先頭ランナーとは、およそなんの関係もないのだが、去年、早々と折り返し点をターンした先頭集団とすれ違ったとき、正直言って、白バイがカッコよく、たのもしく見えてしまったのである。ま、どうでもいいですね、そんな話は。


2007年07月11日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部