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著者近影(1)
※写真・中山慶太


* 連載フォトエッセイ*

下野康史の出物・ハレMONO

  文/下野康史(かばた・やすし) --->Back Number 




第25回 『電気仕掛けのモビリティ #1』

 プリウス、増えたなあ。道路を走っていると、最近つくづく思う。フロントグリルのない、地味な顔つきのクルマがこれだけ目立つのだから、実際、売れているのだろうと、調べてみたら、本当に売れていた。
 平成18年度(2006年4月〜07年3月)の販売台数は5万6244台である。2代目になるいまのモデルが出たのは03年9月だから、いわゆる“新車効果”はとっくに消えている。にもかかわらず、前年度より4割アップという、笑いが止まらない状態である。
 しかし、それも当然だ。プリウスにとって「不都合な真実*」は実に好都合なのである。現世御利益に直接つながるガソリン価格の高騰も、もちろん強い追い風だ。


※編集部注:「不都合な真実」=前アメリカ副大統領アル・ゴア氏が主演したドキュメンタリー映画(2006)。地球温暖化など環境問題に鋭くメスを入れ、第79回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞、歌曲賞を受賞した。


2007年10月03日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部