* 週刊フォトエッセイ*

ローテク・フォトレッスン
「撮れルンです!」


  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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絞り開放 *、背景のボケ方にご注目


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絞り値最大


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■39■ 被写界深度ぉぉ?

 例えばこの蜷川さんの花の写真。手前の花がボケていて、奥の方の花にピントが合っていて、そのまた奥の花もボケている。つまりピントが合う範囲がすっごーく狭くなってて、画面の奥行きの真ん中へんの花のあたりしかピントが来ないようになってるからこういう写真になるわけだ。これは絞り値を低くすることによってできるんだな。蜷川さんの写真はいいところにピントが合ってていい具合にボケててかなりキレイだよね。
 だけど、この「絞り値低い」ってのを、例えば新世界の通天閣を背景にして記念写真を撮りたいときなんかにやったらどうなるかというと、人間にはピントが合っても背景の通天閣がボケボケになって、通天閣なんだかエッフェル塔なんだか、はたまた太陽の塔なんだかわかんなくなっちゃうって意味でもある(それくらいどーにかわかるってか)。だから背景までくっきり写したいときは「絞り値が高い」必要があるのであって、写ルンですエラい!なんである。
 そんでもってこの『ピントがだいたい合う範囲』を『被写界深度』と呼ぶんである。ヒシャカイ・シンド? なんだぁそりゃぁ? てなワケで、まぁ、今回の話はあくまでも余談なので聞き流しておくんなまし。プロの人達っていろんなこと考えながら仕事してるんだねぇ。

※注:『開放』とはレンズの絞りの穴を最大限おっぴらいた状態のこと。なぜか絞りの穴がデカいときほど絞り値が小さくなる。それは「レンズの焦点距離を有効口径で割った数字」だからだ! 、、、ハイ?なんのこっちゃー! と言う宇宙的にワケのわからないことになっているので、ちょっとでも理解できたら、穴がでかい方が『被写界深度』が浅くなるしな、くらいに思っておこう(ぜぇぜぇ)。ついでにカメラのレンズに書いてあるFなんちゃらって数字は小さければ小さいほど「このレンズは絞りの穴はかなりデカくなれるぜ!」って意味でもあるんざんす。

●モデル/中川翔子

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※掲載した写真は特に注釈がない限り説明用に一眼レフカメラで撮影されています。


2002年07月17日掲載

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