* 週刊フォトエッセイ*

ローテク・フォトレッスン
「撮れルンです!」


  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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あけましておめでとうございます!


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ずれルンです!


●写真やカメラについて今さら人に訊けないこと、わかんないことがあったらガシガシおたずねください!
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■61■ 感性を磨こう

 他にも写真をカッコよく見せる構図のテクニックはいろいろあるみたいなんだけれど、写真てのはある種の『瞬間芸』なので、撮ってる最中は構図だのなんだのいちいち考えてなんかいらんないことが多い。だから無意識のうちにあれこれ引き出せるくらいのセンスを自分の中に常駐させておく必要があるんだね。でもそのセンスってどうやって養えばいいの?
 例えば東京レトロフォーカスのモデルの脊山麻理子ちゃん。彼女が撮る写真はなかなか素敵で、感性がちゃんと表現できていて感心させられるのだけれど、彼女はただ中山さんから持たされた謎のカメラで漠然とシャッターを切っているわけではない。
 麻理子ちゃんに会って話を聞いてとても嬉しかったのは彼女のお気に入りをコレクションしたファイルの存在である。ファッション雑誌の記事とか広告とか、自分が写したり写っていたりする写真とか、とにかく気にいった物はお手製のアルバムに貼って集めて日夜眺めているのだ。こうやって自分の好きなヴィジュアルと常に接することによって自然に感性が磨かれてあんなに可愛らしい写真が撮れるんだろうな。もちろんこれが彼女が『撮られる側』に回ったときにも役に立っているのは言うまでもない。
 感性を磨くには日頃から自分の回りにあるヴィジュアル表現に対して大いに興味を持ち、いい絵や写真やデザインをたくさん見て自分の中にイメージを作っていくことが非常に大切だ。普段そんな物を注意して見たことがないのにいきなりすごい写真が撮れちゃったらそれは天才というヤツなんだけど、まぁ普通はそういう人はそういう人なりの写真しか撮れないことに世の中なっている。
 当然養ったセンスを表現できるだけの基本知識やテクニックも必要なので、自分の思ったような写真が撮れるようにこの連載をじっくり読んで(笑)ひたすらシャッターを切ってカメラに慣れておくことも忘れないで欲しい。



◆国際子ども図書館に行こう!その4◆

 実際図書館に行ってみて、もっとも気になったのは左の写真にある看板だ。図書館の入り口、ガラスのファサードの横にあるこの看板、拡大表示して読んで欲しい。「地震時には地面と建物が最大60cmずれることがあります」って一体そりゃなに! 建物がスライドするわけ? 建物が地面とつながってないってこと? と気になって仕方がない私はちゃんと担当の方に聞きに行きましたとも、ええ。でなけりゃこんな記事をわざわざ『マカロニ・アンモナイト』が載せるわきゃないっしょ(おほほ)。
 結論から言うと、この図書館は地面とはちょっとだけつながっている。ちょっとつながってるだけ、と言っても過言ではない。どうやったんだろう。
 それには地質調査や地盤の補強などを行った上で、まず床下の柱の横にジャッキを入れて床が落っこって来ないように支える。その状態で柱の途中をスカッとダルマ落としのごとく切り抜き、その切断された柱の間にゴムのコイル状の『積層ゴムアイソレータ』ってのと、ウニャッとした波状の形の鉛のダンパーを入れる。それを一本一本の柱ごとに、とにかく全部の柱に行う。あんなでっかい建物に柱が何本あるかは知らないけれど、一歩間違うと建物自体が崩壊してもおかしかない緊張感バリバリの作業だ。

●モデル/中川翔子

●撮影協力/国際子ども図書館
※館内での写真などの撮影には制限があります。

●このコーナーでイマイチわからない言葉があったらやさしい写真の用語をご覧ください。やさしく詳しく解説されてます。

●このコーナーを第1回から読みたい方はこちらから

※掲載した写真は特に注釈がない限り説明用にデジタル一眼レフカメラ(FinePix S1Pro)で撮影されています。


2003年01月08日掲載

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