* 週刊フォトエッセイ*

エジプトにいるといろんなことを考える

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


写真
---> 拡大表示

アスワン近辺は電力地帯でこういうもんがいっぱい(車窓より)。
※撮影 by FinePixF601



写真
---> 拡大表示

アスワンハイダムから下流(北側)を眺める。
※撮影 by FinePixF601





 −公共事業は観光の華−

 ■1■

 エジプトには壮大な公共事業の壮大なインフラが多い。誰もがまず思い浮かべるのがアスワンのふたつのダムとスエズ運河、そしてピラミッド*だろう。
 3年ほど前、そのスエズ運河に日本の協力などによりこれまた壮大な橋が架けられ、開通式に日本の某政治家がカメラぶら下げて出席しお得意の写真を撮りまくっていたのはいいとして、噂によるとその式典に呼ばれなかった別の某政治家がスネちゃってあとで大変だったなんて話(噂ね、あくまでも)もあったりでさっすが日本のODA。税金の無駄だ、いらない、利権は誰のフトコロに、と言われながらもスエズの橋は少しはみなさんの役に立ってるのかもしれない。
 カイロにも日本の援助による立派なオペラハウスがある。カイロでオペラって聞くと、ゴメン、アイーダ(ヴェルディ)しか思い出せないんだけれど、とにかくナイルの中州ゲジラ島にドドーンと建っているんである。ワシの税金で建ったんじゃぁ! と「コーノ参上」のスプレー書きのひとつもしたくなるような(なりません)目立つ建築物だ。
 しかも日本は何も巨大なハコモノばっかしこさえてるワケではない。ナイル川を航行していれば「なんでこんなとこに?」な、なんにもなさげな川っぷちのあちこちで日の丸を目にすることができるのだが、どうもナイル川流域の農業用水の灌漑が日本のNGOのサポートかなんかで行われたようである。

*注:ピラミッド
 ナイル川氾濫期失業対策の公共事業だったんではないか、とも言われている。私は宇宙人が作ったとかいう説よりロマンチックだと思います。


2003年08月06日掲載

<--Back     Next-->



Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部