* 週刊フォトエッセイ*

エジプトにいるといろんなことを考える

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


写真
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カメラ様が動いてくれてたおかげで撮れた写真。あちぃー。
※撮影 by FinePixF601









 −公共事業は観光の華−

 ■13■

 翌日はいよいよ滅多なことじゃ来ることができない遺跡の大見学日である。陽が高くならないうちに、まずゆうべ船から見えていた遺跡を回ってしまえ! なのはいいんですけど、あのー、もう充分暑いです。暑いのが積極的に好きだ、という私が暑いって言うんだから本気で暑いんです*。
 ひとりひとりにペットボトルのミネラルウォーターが渡され、小型のボートに分乗して岸まで行って、降り立った砂漠というか砂浜というかはまさに灼熱だった。あぁああづいいぃぃ、、、
 しかもだ。普通こういう状況で風が吹けば「涼しい」と感じるものだが、このとき吹いてきた風は例えて言うなら風呂場のドライヤー。ほとんど低温サウナで、いくら水分補給しても瞬く間に汗となって流れ出る。合衆国ニューメキシコ州の砂漠地帯、気温40度の中で駆け回ったこともあるけれど、そんときゃ汗なんて「かいたっけ?」ってくらいすぐ乾いたのに、ここでは汗、乾きません。普段あまり汗をかかない体質の私でさえダラダラ。いい女じゃなくても水が滴る。日焼け止めも流れそうだ。
 直射日光下では肌が出ている方が暑いと言うもの。だから日除けのために長袖シャツを着てその下にキャミソールも着ていたのだけれど、シャツにまで白い粉が吹くほど汗をかいた。
 大切なデジカメ(FinePixF601)に直射日光はヤバかろうとシャツとキャミの間にぶら下げておいたのだが、こうなったら意味は一緒だね。それでもちゃんと動作していて逆に驚いてしまったくらいだ**。メディア(スマートメディア)もすごく心配だったけれど、全然フニャけてたりはしなかった。
 聞けばこのとき北東アフリカには熱波が来ていて、カイロでも余裕で40度あったらしい。のちにカイロに戻ったときに「イヤー、40度、涼しいなぁ」なんて言っちゃったくらいこのときは暑かったので、おそらく50度程度はあっただろう。初日に「このへんは夏には55度くらいになるんですよ」とガイドさんに言われて『乾燥した砂漠』をイメージしながら笑い飛ばしてた私もさすがにめげた。

*注1:暑い
 ひたすら「暑い、暑い」と連発しているが、私より1ヶ月ほど後のもっと暑そうな時季に行った人は「そんなでもなかったよ」とおっしゃっていたので、私が行ったときが特別暑かったようである。

**注2:
 FinePixF601の公式仕様の動作環境は0〜40度(結露しないこと)です。


2003年11月05日掲載

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