* 週刊フォトエッセイ*

「動クンです!」

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


写真
---> 拡大表示

実花の部屋 Vol. 8
『おみやげ Remix』
※撮影 by FinePixF700
※最後の方に入っているガヤガヤした音声はiPodにマイクを付けて録音したものです。
※動画・音楽 by 河野朝子



写真
---> 拡大表示

黒のレースのカーテンとキリスト像、と言われても。
※撮影 by FinePixF700





 蜷川さんが動クンです! −デジカメで動画−

 ■8■

 実花さんはホントに写真を撮るのが好きなんだなぁ、と思う。
 ワシら凡人に何かをすることがすっごく好き! ってのがあったとしても、実花さんの「すっごく好き!」の何十分の1、何百分の1なんじゃないかと思う。凡人にまず欠けているのは、そこまで物事を好きになる才能なんじゃないかと思えるほどだ。
 てゆーか音楽にしてもスポーツにしてもなんにしても、好きこそものの上手なれじゃないけれど、一線で活躍しているプロにはその『好きさ加減』が素人とは別次元にある人が多い。そこまで何かを好きになれるのは生来のものだけじゃなく正方向の感情を伸ばしやすい環境ってのもあるのだろう。無理矢理好きだと思いこんでやっていてどこかで本人も気づかぬうちに憎悪にひっくり返ってしまう人だっているから感情ってのは難しい。
 実花さんは被写体に対する愛情もハンパではない。人物でなくてもちゃんと風景に感動していて、それはほとんど感情的と言えるくらいなのに印画紙に焼き付けられたものには「人に見られてナンボ」って意識がしっかりある。加えて人物写真。
 ときどき憎悪が芸術の域にまで達していて、そりゃまた見事だったりする人もいるけれど、実花さんの写真が他の人と何が違うかと問われれば、それは愛、だと思ったりする。しかも全然照れてない。いや、照れちゃっちゃー愛じゃないだろ(なんのこっちゃ)。
 でも実花さんはその愛で誰が見ても上手そうなポートレイトにしようとはしていない。相手が女の子でも現物より美人に可愛く撮ることに腐心してない。強力な自我がファインダーを突き抜けてるのに「私が! 私が!」ってのが全然愛情の邪魔しないバランス感覚がひたすらフツーじゃないのだ。

今週の蜷川実花さんの記事


※左に掲載されている写真(1枚目)をクリックすると、音声付き動画(約1分)を見ることができます。

※このエッセイに掲載されている動画は全て編集・圧縮済です。
 F700で撮った動画サンプル(AVIファイル)をご覧になりたい方は「こちら」


2004年12月22日掲載

<--Back     Next-->

F700


Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部