* 週刊フォトエッセイ*

「動クンです!」

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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福山庸治が描く 第八話
こだわり。
※撮影 by FinePixF700
※イラスト by 福山庸治(C)
※動画/音楽 by 河野朝子



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自慢の囲炉裏。
※撮影 by FinePixF700





 福山さんが動クンです! −デジカメで動画−

 ■8■

 福山さんがMacPeople誌に連載している『雑記ンとっしゅ』読者なら誰もがよく知っている人物に福山さんの奥様、て方がいらっしゃる。実際福山さんのお宅にお邪魔したら『雑記ンとっしゅ』からそのまま抜け出したような女性が出迎えてくれて「うわぁ、ホンモノだ!」とまずそこで大感動してしまったくらいだ。
 男の目から見れば女なんて全て現実的で、男の夢(妄想とも言う)なんて理解できないイキモノなの、ってあたりをデフォルメして福山さんはこのマカロニ・アンモナイトの連載にもたびたび奥様を登場させている。
 現物の奥様は福山さんの漫画よりもかなり明るく、さらにシャキシャキと楽しい方であった。んま、奥様が日々口走ることは福山さんにとってはおいしいネタに違いない。前回紹介した自動車の件などでもそうで、男のロマンを乗せてひた走る自動車なんて女は欲しくない雰囲気がコンパクトにまとめられているが、福山さんはさすがストーリーテリングの上等なプロだけあって押さえどころをわかってるなぁ、と現物奥様を前にしていたく感心した次第である。
 福山さんは奥様をネタにしたとしても、超ありがちで超安直な『女房の正論の前に玉砕する亭主の情けないぼやき、むかっ腹なオレ』に落とさないのだ。
 この連載でいろいろ紹介したように福山さんは結構多趣味なのに「取り立てて趣味はないな」とおっしゃる。唯一の趣味が『妻をかまうこと』らしい。たしかに頭の回転が速く次々といろんなリアクションを繰り出してくる奥様なのでかまい甲斐はあるだろうなぁ、と思うけど、世の中女房のおもしろさに気がつくこともなく一生を終えてく男だっているし、気がついていてもかまい倒せるような気の利いたネタフリはなかなか難しいだろう。さらにそれを人様にお見せする作品レベルに仕立て上げることができる人間はそうはいない。ストーリーテリングのプロは人間観察のプロでもあるのだ。

今週の福山庸治さんの記事

※左に掲載されている写真(1枚目)をクリックすると、音声付き動画(約1分)を見ることができます。

※このエッセイに掲載されている動画は全て編集・圧縮済です。
 F700で撮った動画サンプル(AVIファイル)をご覧になりたい方は「こちら」


2005年04月27日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部