* 週刊フォトエッセイ*

「動クンです!」

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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カメラ対ナカヤマ 第8話
トイカメラ
※撮影 by FinePixS7000
※動画/音楽 by 河野朝子



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中山さんが発見して「撮れ」と言った光景。
※撮影 by FinePixS7000





 中山さんが動クンです! −デジカメで動画−

■8■

 中山さんと話していて「脊山さんの何がすごいって、写真を撮るセンスもさることながら、たくさん撮った写真の中からコレ! ってのを選ぶセンスがとんでもない」って意見で一致したことがある。
 どんな写真がカッコイイか、というのはほとんどが好みの領域ではあるが、見る人が見れば共通する『好み以前』の部分がわずかにある。しかも、それでもプロのカメラマンにだって「なんでこんなの選んじゃうかなー」って人がいないわけではないところでもあるのだ。脊山さんは理屈抜きのピンポイントでそこを押さえてくるわけで、ホントに畏れ入りました、としか言いようがない。
『センス』と言ってしまうと生まれついての才能のようにも聞こえるが、ろくに音楽を聴いたことがない人がいきなり素晴らしい曲を作ったり演奏したりすることが難しいように、写真などのヴィジュアル表現だって普段から絵的な物に興味を持って暮らしていないと、今あるこの景色の中から何某かの感動を拾って四角い画像の中に切り取ることだって難しい。
 常にカメラを持ち歩き「写真を撮ってやろう」という気を持って生きているとこの世の景色の見え方は変わってくるだろう。それは「街で火事に遭遇したからケータイで撮っちゃいました」「ダイエット日記で食べたもの全部撮ってます」ってな記録用途とはチト意味が異なって、誰に見せるわけではなくても『表現』てものが加わってくる世界だ(当然報道写真にだって商品撮影にだって表現がある)。
 目に見える光景の一部分と瞬間を切り取るおもしろさに気がつけば空間を見る目が変わってくる。スタジオでバリバリにセットアップした撮影でも観光地のスナップ写真でも『見る』という行為から全てが始まるのだ。

今週の中山慶太さんの記事

  ※左に掲載されている写真(1枚目)をクリックすると、音声付き動画(約1分)を見ることができます。

※このエッセイに掲載されている動画は全て編集・圧縮済です。
 F700で撮った動画サンプル(AVIファイル)をご覧になりたい方は「こちら」


2005年06月29日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部