* 週刊フォトエッセイ*

撮れルンです! 2005

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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生まれたてベイビー。まだ目も見えないはずなのになぜかカメラ目線のおめめぱっちり。


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赤ちゃんも接写が基本。まつげだけじゃなく産毛までクッキリ。うんちして真っ赤になった顔色までしっかり表現(笑)。

※撮影 by FinePixF11





■16■ 赤ちゃんも暗い

「赤ちゃんも暗い」といっても少子化の中生まれてしまって将来自分たちの数の倍以上いる老人ども(アタシ達ですな)の面倒をみなけりゃなんないのに嫌気がさしてニートにでもひきこもりにでもなったるで! な未来が暗い、という意味ではない。

 なんて好き勝手なこと言ってるわたくしにも生まれたばかりの赤ちゃんだったことがある(3800gの巨大児だったけどな)。特に最初の子だったので将来こうなるとは知る由もない、というよりこうしてしまった責任の重大な父親が当時は私の写真をガンガン撮りまくってくれた。まだカメラとかフィルムとか現像とかプリントの高い時代(なにせモノクロだもの)に蝶よ花よだったのだ。

 今は好きなだけ写真をジャンジャン撮れる時代なので下の子に行くにつれて写真が少ない→下の子がちょっと大きくなって自分の赤ん坊時代の写真が少ないことに気が付く→拗ねる→グレる、なんてこともあまりないばかりか、下の子が生まれたのにかこつけて買ったカメラの方が高性能でキレイに撮れてて上が拗ねる、なんてこともあるかもしれない。とにかく可愛い我が子の写真はいっぱい残しておきたいものだよね(育て方を間違って悲惨なことになったときに「こんなに可愛い頃もあったのに、、、」と眺めるのにも最適です)。

 さて、とは言っても赤ちゃん写真を撮るシチュエーションというのはこれまた暗いことが多い。

 まずは産院。産院がベガーーーッと照明されてるなんてのは見たことがない。つまり暗い。生まれたての感動を撮るのにフラッシュガンガンたくわけにもいかないし。
 さらに家というのは要するに室内なわけで、これもさほど明るいというわけではない。またお散歩のベビーカーもひさしで影になって赤ちゃんだけ暗いなんてことはよくある。また赤ちゃんは肌が弱く直射日光に晒し続けるのもよくないのでやはり結局「暗い場所で」となり、撮影するには必然的に暗いところに強いカメラが必要になるのである、って「お父さんのためのカメラ買い換え言い訳講座」の様相になってきたな。


2005年12月27日掲載

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F11


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マカロニ・アンモナイト編集部