* 週刊フォトエッセイ*

撮れルンです! 2006

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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幼稚園児でもヘアブラシ持たせれば立派に女。なにげない室内にも逆光は存在するけれど、カメラが救ってくれている。

※撮影 by FinePixF11









■21■ 子供は液晶とともに育つ

 こないだまで「だー」とか「ウー」とかしか音声を発しなかった赤ん坊がいつの間にか日本語らしき言葉を身につけ始め晴れて『幼児』となり、家の中を引っかき回せば叱られて泣きわめいていたと思ったら間もなく言い訳を口にし出したりして、生き物のコミュニケーション能力が鍛えられてくところをリアルタイムで観察できるよい機会だ、なんて悠長なことは言ってらんないのが子育てというものである。

 それにしても面白いもので、デジカメ(の液晶画面)の登場で幼児の「自分は今写真というものを撮られていて、その写真というものにはかっこよく写りたい」「ヘンな顔を写されたら削除したい」などという欲求の芽生えが非常にわかりやすくなった。嗚呼、自意識、である。

 現在の小学校中学年ともなれば生まれたときからデジカメがある世代である。この子たちがもう少々大きくなって写真に対して一体どういう自意識を見せるのか。生まれたときはモノクロ写真世代の我々と違いがあるのか? などいろいろ興味は尽きない。


2006年02月01日掲載

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F11


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マカロニ・アンモナイト編集部