* 週刊フォトエッセイ*

撮れルンです! 2006

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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マルチ測光


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スポット測光


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アベレージ測光
※撮影 by FinePixS9000
※モデル 高山美穂子

■31■ 代表的な測光モード各種

 測光モードで一番ポピュラーなのが『マルチ(分割)測光モード』だ。測光モード切替ができないコンパクトカメラなどでは多くの場合この測光方法が使われている。しかし実はコンパクトの最近の人気機種FinePixF11にも測光モードがマルチ、スポット、アベレージの3種類キッチリ付いてたりするからビックリだ。
 マルチ測光では画面をいくつかに分割して光の具合を計測しプログラムで分析して、そのシーンに最も適した明るさになるように作られている。たいがいの場合真ん中へんにあるものが優先されるように設計されているのだが、この絶妙に企業秘密なプログラミングによってどんな場面できれいに撮れるように頑張るのかがカメラメーカーの腕の見せ所だったりする(先々週の写真でモデルさんの顔が逆光+帽子なのにどっつぶれになってないのはこのおかげだったりする)。

『スポット測光』は狙った一部分だけを最も適した明るさ* にしたいときに使う。とにかく人の顔を正しい明るさで撮りたい! なんてときに登場させるモードだ。
 フラッシュを使いたくない逆光のときはもちろん、画面の中の白っぽいところと黒っぽいところの差が激しい(コントラストが高い)ときとか、一番ちゃんと撮れてて欲しい部分をキッチリした明るさで撮るならスポット測光である。

『アベレージ(平均)測光』は画面全体を平均的に測光してくれるモードである。ゆえに風景写真ならアベレージ測光とも言われている。他に純白のウェディングドレスの花嫁さんとか黒い羽織袴の新郎とかをチャッチャと撮らねばならずいちいち露出補正してらんねぇよ! てなときにはこのモードにしておくと安全度が高まるんである。

* 最も適した明るさ:
 写真の世界ではカメラの中に入ってる光を計測し計算する装置(露出計)が「被写体の反射率18%のグレースケール」になるのが「カメラ考えるところの最も適した明るさ」てなことになっている。18%とは真っ白とまっ黒の中間で、、、、、、なんて言われても「はぁ?」だよね。
 とにかく「最も適している」かどうかは機械がとりあえず決めることであって人の見た目で決めることではないことに世の中全体(各カメラメーカー共通)がなっているため、機械としては「ベスト」でも人間が見るとベストじゃないことがあるわけにございます。
 これを人間の見た目に近づけるべくマルチ測光のプログラムさんが今日も頑張っていたりもする。


2006年04月19日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部