* 週刊フォトエッセイ*

撮れルンです! 2006

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


写真
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マルチ測光はまさしくマルチに使えるモードである。悩んだらマルチだ。
※撮影 by FinePixS9000
※モデル 高山美穂子









■35■ スポット測光の応用例 運動会編

 さて。

 子供の運動会を撮る、なんてときは1枚撮るごとにシャッター半押しにしてから構図を決めて、なんてことはなかなかしていられない。

 最近のカメラは優秀でマルチ測光でシャッタースピード優先モードで速めのシャッタースピードに設定しておけばたいがいのスポーツシーンで無事に撮れちゃったりするけれど、薄茶色のグラウンドが白い体操着の子で埋め尽くされてる運動会で日焼けした我が子の顔面がどっつぶれ、逆光でさらにどっつぶれなんてことはままある。これを防ぐにはどうしたらいいんだろう。

 まずシャッタースピード優先モードにして速めのシャッタースピードに設定して、測光モードはスポット測光にしておく。で、ズームを使うなら我が子を撮りたいレンズの距離をだいたい決めてしまった上で自分の子供の直前に走る子(できれば我が子の顔色に近い子)の顔でAE-LボタンでAEロックをかけてそのときの絞り値を覚えておく。
 次にダイヤルを回してマニュアルモードに変えて、先ほど設定したシャッタースピードとさっき覚えておいた絞り値に設定して、あとは我が子が走るのを待つばかりである。いや、我が子が走る前によその子で練習しておこう(笑)。

 天候や角度、ズーミングなどが変わるとビミョーなことになってしまうので* 注意が必要だが、ピント** に気をつけながらガンガン連写しまくれば何枚かまともな写真が撮れてるはずである。フォーカスに『コンティニュアスAFモード(ピント追っかけモード)』がある機種だったらそれにしておくとピント問題も軽減する。
 これで流し撮り*** なんて成功しちゃった日には一生もんだろうね。

 腕が上がればサッカー、、、はちょっと上級テクかもしれないけど野球大会なら行けるはずである。

「なんか顔が暗く(または明るすぎに)写るよー!」てな動きもののときは適宜お試しいただきたい。


●『撮れルンです!』関連記事
・47 動いてる物を撮る!
・48 流し撮りに挑戦!

※『絞り』等についてはそのうち説明します。
※各モードの設定の仕方は機種によって異なるので説明書をご覧ください。

* ズームと絞り:
 ズームレンズというものの性質上、結果的にレンズが望遠側に近づくにつれて絞り値が大きくなることが多く、レンズが広角側から標準側のとき(望遠じゃないとき)に絞りを開放にしといてもドーンとズームアップした途端に開放の値が変わってしまうことがあるから。なーんてことに関する説明はまたしますわ。

** ピント:
 AFは中央固定にしておき、常に真ん中に被写体(先に明るさを設定してあるので体操着など顔じゃないとこでも可)が来るようにして撮った方が無難です。

*** 流し撮り:
 流し撮りはあまり早いシャッタースピードに設定すると成功しないこともあります。


2006年05月24日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部