* 週刊フォトエッセイ*

撮れルンです! 2006

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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ISO400、45.8mm(35mm換算約206mm)、1/110、F4.3



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ISO800、45.8mm(35mm換算約206mm)、1/300、F4.3。上の写真とは感度を変えて明るさ(露出)が同じになるようにして撮影してあります。シャッタースピードにご注目。

※撮影 by FinePixS9000
※モデル 高山美穂子





■39■ 写真の明るさ3大要素

 ついでに、シャッタースピードや絞り値を左右する重要要素のひとつに感度(フィルムカメラの場合はフィルムの感度)というのがあることも覚えておきたい。

 わたくしが子供の頃フィルムは通常感度がASA100(今で言うところのISO100)だった。
 その後フィルム感度400が登場し「暗いところでも撮れる!」となりさらに800、1600、3200とどんどん技術が進んで画質も向上し高感度が普及してきたのだ。

 高感度のフィルムを使うと、例えば絞りを固定して写真の明るさ(露出)を同じにした場合、ISO100(昔で言うところのASA100)のフィルムを使うとシャッタースピードが1/30秒でしか切れなかったシーンもISO1600のフィルムだと理論上1/500秒で切れることになる。
 1/30秒だと手ブレや被写体ブレがおきやすいけれど1/500秒だったら全然問題ないじゃん。この差はデカい。

 またシャッタースピードを固定した場合(で同じ露出の写真を撮ろうと思った場合)ISO100だとF4(ピントの合う範囲が狭い)だったものが、ISO1600だとF16(ピントの合う範囲が広い)になるのである(これも理論値)*。

 なんかややこしいけど、とにかく写真の露出を決める三大要素は、絞り、シャッタースピード、感度なんである。

 フィルム感度が100しかなくてさらにオートフォーカスもなかった(オート露出もなかった)時代に素晴らしい写真を残した昔の人は偉かったなぁ、とまずは感心しておきたい。

* 高感度:
 フィルム感度はむやみに常に高ければよいと言うものではない。
・デジカメに内蔵されているCCDなどの撮像素子の性能やフィルムの種類によっては画質が荒れてしまうことがある。
・日中の野外で高感度を使用すると絞り値を小さめに設定したりシャッタースピードを遅めに設定したりすることができなくなることがある。


2006年06月21日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部