* 週刊フォトエッセイ*

撮れルンです! 2007

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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こういう写真が撮れると無理してでも持っていきたくなるのではあるが。ちなみに写っている店の看板が青いのは回教料理を出すという目印らしい。よく見りゃアラビア文字もある。


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現像後デジタル化しようとしたら自分でフィルムをスキャンしなけりゃならなかったりもするわけで。


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見事にフタが開いてるし、、、こんな写真が撮れちゃうデジカメがあったらそれはキカイとして非常にマズいと言える。
※撮影 by HOLGA120SF(60×60mmに改造)

■69■ それでも持ってくフィルムのカメラ

 ちなみにアタクシはテロ対策をガンガンに行ってるであろう空港等で検査機通す通さないで係官と揉めて「あなたは大丈夫だと言うけれど、問題が起きないと誰が保証できるのか? 問題が起きたときにあなたが責任をとるのか? 責任をとる人をここに呼んできてもらおうじゃありませんか」みたいに頑張って大事なフィルムを守ったことが何度もある*。
「そんなめんどくさいこと、、、」と思う人がいるかもしれないけれど、団体ツアーでガッチリガードでもされてない限りたいがいのよその国は朝から晩までめんどくさいこと発生率が日本なんか比べものにならないくらいすごーーーーく高い。3日もいればなんかもう慣れちゃってそういうのも旅の楽しいコミュニケーションのひとつくらいにしか感じられなくなってくるもんなのだ。
 それに空港のチェックが厳重じゃないってことはテロリストだってラクラクスルーとも考えられるので、係官の皆様にはお仕事していただいている、と理解してけんか腰はやめましょう(ってアタシか、それ)。

 以前HOLGA(ホルガ)というオモチャなカメラを旅に持っていったときも面白かった。
 HOLGAというのは通常皆さんがお使いの35mmやAPSのフィルムではなく、ブローニという中盤サイズのフィルムを使用するカメラだ**。
 35mmやAPSのフィルムはパトローネという『缶』に収まっているけれど、ブローニにはその『缶』がないので下手な扱いをすると即刻オジャンになる危険性がある。

 しかも私の持ってるHOLGA(旧シリーズ)はなにせ作りがアレなもんで、ただでさえ詰め替えが面倒なブローニのフィルムを詰め損なってしまったことがある。そんなこともあるだろうとヘアゴムでボディを縛っていたにもかかわらず裏ブタが浮いたまま使用してしまい、フィルムをキッチリ巻きとることができなくなってしまったのだ(ギョーカイ用語で言うところの巻き太りのひどいヤツ)。騙し騙し撮影した後、とにかくそのままフィルムの包み紙に輪ゴムでグルグル巻にして感光しないようにしまい込んでのセキュリティチェックと相成った。
 検査機通過を無事に逃れハンドチェックの係官がフィルムひとつひとつを怪しいもんでないか調べてるときそのグルグル巻きに手がかかった。「ぎゃーー! Nooooo! Do not open! Please!」思わず叫んでしまった私である。


*注1:プロのX線対策
 広告等商業写真のカメラマンには日本を発つ前に現地で信頼できそうなラボを探しておいて現地でフィルムを現像してから帰ってくる人もいる。

**注2:HOLGAはブローニ
 最近HOLGA専用35mmフィルムホルダーなるものが発売された。パーフォレーション(フィルムの穴)周辺にまで物が写るというトンデモ仕様がラブリー。


2007年02月07日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部