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第二次大戦直前の1939年に登場したテナックスI型。製造元のツァイス・イコン社はその2年前に同名のカメラを発売しており、何故かそちらがII型と呼ばれる。II型は距離計連動でレンズ交換もできる高級機、こちらのI型はニュートンファインダーを用いた目測式でデザインも類似点がない。両者の共通点は135フォーマット(通常のパトローネ入り35mmフィルム)で24×24mmの正方形画面が撮れること、そして特徴的な巻き上げ機構にある。I型ではレンズ前板の左上に突き出したレバー(当時の日本では「招き猫」と呼んだらしい)を押し下げるとフィルム給送とシャッターチャージが完了する。レンズはノヴァー・アナスチグマット35mmF3.5、安価なノンコートのトリプレットだが驚くほど先鋭な像を結ぶ。

FUJIFILM FinePix F810で撮影
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