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レチナIIIc・タイプ021、通称「小窓のレチナ」。1950年代半ばにドイツコダックが開発した高級コンパクト機で、コダックの世界的な販売網に載せられベストセラーとなった。成り立ちは戦前から続くフォールディングタイプの蛇腹機だが、レンズ側のLVシステムに連係する露出計など当時としてはひじょうに先進的な撮影支援機能を有する(おなじデザインで露出計の無いIIcや連動距離計を持たないIcもある)。標準レンズ一本で撮るなら機能と描写のバランスで同時代のライカを凌ぎ、また精緻な造りと美しい意匠は今も多くの愛好家を惹きつける名機である。
(C)Keita NAKAYAMA
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