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最後の大型機。1966年に登場したコニカ・オートS2ELは64年発売のオートS2に小改良(フィルム装填ミスの少ない巻き上げリールを採用)を加えたモデルで、原型機はCdS受光素子を世界で初採用した63年のオートSである。シャッター速度優先の自動露出、レンズの大口径化、ファインダー視野内への連動メーター表示など、当時求められていたスペックはこの時点ですべて具現化されている。外装のメッキや軍艦部のプレス/切削加工、そして革ケースのつくりなど全体の品質感はたいへんに高い。コニカは同じシリーズでレンズをさらに大口径化した「オートS1.6」を67年に発売(こちらのレンズも素晴らしい出来だ)、同社製の大型機はそれが掉尾となる。
(C)Keita NAKAYAMA
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